月下に示すは汝の意志なり

常夜の世界をとある目的のために旅をする主人公、ゼロとその従者であるサラの前に白い閃光が現れ、その中から打倒魔王を掲げる二人の騎士が出てきて共に旅をすることになる。

数多の種族が住まう世界には、かつて全てを支配した魔王はすでに亡く、世界は新たな混迷の時代へと至っていた。
そんな世界においても恐れられる黒い髪を持つ者たち、魔法使いと呼ばれる者たちがおり、さらに最も特別な存在【魔王候補】と呼ばれる者たちには稀有な特徴があった。

闇夜の如き黒い髪を持ち、その目に月の満ち欠けを映す瞳を宿し、その腹部には竜のような刻印を刻まれし者。
ゼロもまたその一人。

魔王を打ち倒さんがために現れた騎士たちと、魔王の資質を持つ者が共に旅と戦いを繰り広げる物語。