目醒めたら、そこは、異世界! のような? そうでないような? 真実は?

 地球滅亡まで、あと数時間との発表がなされた時、この物語の主人公・女子高生はなにを考え、なにをするのか……?
 皆さま、ご興味、ありませんか?

 刻々と迫り来る滅亡へのカウントダウン。煽るメディア。おかしな教えに群がる信奉者たち。
 周囲の喧騒が大きくなるほどに、主人公・女子高生の心の声は、なかなかブラック。そして、シュール! 思わず笑ってしまうことでしょう……?
 しかし、前編終盤の感謝の言葉を口にしつつ、最後の夜の眠りにつく。こう考えることができる主人公・女子高生はとても素敵です。

 さて、目醒めた? 後編。
 なぜ、この物語のジャンルが『異世界ファンタジー』なのか……?
 皆さまの抱いた疑問は、綺麗に拭い去られることでしょう。イヤ、呆然としてしまうかもしれません。
 でも、それこそが、作者さまの思惑なのかも……。

 それでも、この物語はおもしろいと思いますよ。