人とヒト。そして、土地。互いに存在するために。

武蔵野を新しい異界とする彼の発言。

物語はここから始まります。

でも、それは恐ろしさとは別のもの。彼と彼女の会話から、その事が説明されていきます。

ふむふむ、なるほど。なるほどです。

読み進めるうちに、彼の主張に納得する自分がいました。

そして、ラスト。

色々な存在が暮らしていける。それはまさに異なるものが住む世界。

武蔵野の発展を見事に描く、とても良い物語。

そして、何より――。

彼のラストの一言で、その愛情も感じました。