これは凄い……!思わず唸るほどに、巧みに構成されたヤンデレ譚

個人的に、私はヤンデレ物語とその作者は、怪談と怪談師に近いと思っているが、本作はまさしく、会話文を通して、様々な想いや行動とを綴っており、非常に惹き込まれる。

いわばミステリーにおける叙述トリックのような、最初から最後まで丹念に描き込まれた世界観があり、印象的な読後感であった。
聞き手として、私たち読者はいかなる振る舞いが求められるのだろうか。多くの感想を基に、いろいろなシミュレーションを試みたいものである。