概要
あれは、まっくら。あれは、まっしろ。
有史以前、『黒き岩』と呼ばれる巨岩を崇める、三つの部族の物語。
第三回偽物川小説大賞(テーマ:神)に寄せて。
あとがきのようなものを書きました。
ネタバレ満載なので、本編読後にお楽しみください。
https://kakuyomu.jp/works/16816700428641999799
第三回偽物川小説大賞(テーマ:神)に寄せて。
あとがきのようなものを書きました。
ネタバレ満載なので、本編読後にお楽しみください。
https://kakuyomu.jp/works/16816700428641999799
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!グクスよ、お前はそれを抱えたまま、老いさらばえてゆけ
今ではない時、ここではない場所――遙かなる古代世界に、黒き岩を信仰する三つの部族がいた。狼の部族で一番の狩人・ニザはある日、黒き岩の霊を宿す女を殺すよう命じられる。ニザが出会った黒き岩の霊を宿す女・アムヤとは……。
巨岩信仰、人の中の神、人にとっての神を巡る物語。主人公のニザ、アムヤ、そして鰐の部族から送られた刺客・グクスの三人が織りなすドラマは非常に読み応えがあります。
あまり余計な説明を入れず、それぞれの所作や反応などで、そのキャラクターがどんな人物かを血肉を持って伝えられる描写力もまた素晴らしい。
屈強で実直な狩人のニザ、「からっぽ」のアムヤ、笑顔の中に一物抱えたグクス。ど…続きを読む