初恋、約束、裏切り……悲しみと怒りと、そして狂おしい程の愛情の中で、乙女は人の姿を失っていく。騙される方が悪かったとでも言うのか?”血染めの白無垢”を纏う花嫁は、哀しくも美しい……
代表作は異世界ファンタジーですが、”現代風”異世界を舞台とした空戦モノも書いてます! また、手癖で女の子主人公が多めです。 戦闘機と百合が書きたいという思…
この物語は、仄暗い哀しみに包まれていました。文章はとても読み易く、気付けば物語に没頭している自分がいました。人を喰らえば鬼になる。では、他人を食い物にする輩もまた鬼ではないのか。読み終え…続きを読む
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(157文字)
舞台となった時代や街を知らなくても、木々の揺れる音や月の光の入り方まで伝わってくるような、美しい物語でした。鬼と化してしまっても、元からの内面的な美しさは残っていたのが救いでした。
血染めの白無垢が鮮烈な印象を残す。裏切りと怒りを描きながらも、澄み切った切なさが染みる良作。
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