惹き込まれて気づけば最後まで呼んでました。愛したけれど裏切られて鬼になってしまった。愛された理由は裏切りの理由だった。ありふれているかもしれないけれど、見せ方で惹き込まれました。主人公が正一を好いた思いは語るよりも噛み味わい飲み込んだものだったのかなと。鬼が人を食べる、だけじゃない気がしてとても好きでした。
この物語は、仄暗い哀しみに包まれていました。文章はとても読み易く、気付けば物語に没頭している自分がいました。人を喰らえば鬼になる。では、他人を食い物にする輩もまた鬼ではないのか。読み終え…続きを読む
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(60文字)
最初から最後まで一瞬にして読んでしまいました😊映像が浮かび上がってくるような文章で、とても惹かれるものがありました。
初恋、約束、裏切り……悲しみと怒りと、そして狂おしい程の愛情の中で、乙女は人の姿を失っていく。騙される方が悪かったとでも言うのか?”血染めの白無垢”を纏う花嫁は、哀しくも美しい……
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