惹き込まれて気づけば最後まで呼んでました。愛したけれど裏切られて鬼になってしまった。愛された理由は裏切りの理由だった。ありふれているかもしれないけれど、見せ方で惹き込まれました。主人公が正一を好いた思いは語るよりも噛み味わい飲み込んだものだったのかなと。鬼が人を食べる、だけじゃない気がしてとても好きでした。
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舞台となった時代や街を知らなくても、木々の揺れる音や月の光の入り方まで伝わってくるような、美しい物語でした。鬼と化してしまっても、元からの内面的な美しさは残っていたのが救いでした。
血染めの白無垢が鮮烈な印象を残す。裏切りと怒りを描きながらも、澄み切った切なさが染みる良作。
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