泣いた。本当に素晴らしい小説だった。

僕は震災のときの保育園生だったので記憶はほとんどありませんが、あの日、津波に命も、心も、思い出も、すべてを流されてしまったRのような人はたくさんいたと思います。このようなことは震災のことを知らない人間こそが知らなければいけないことだと思います。また、気送管でしか話すことができないRと主人公。だけど気送管で送られてくる手紙の一つ一つが主人公を変え、私達読者の心にも何かぐっと来るようなものでした。終盤はとても感動して涙が出てきました。これからの益々のご活躍をお祈り申し上げます。本当にありがとうございました。