居場所がないと感じる人へ

Rという女子高生と、人間関係に悩みを抱えている主人公の2人。
彼らは恋人と呼べるほど甘酸っぱいものではなく、他人と呼ぶほど冷たくはない。

Rという1人の女子高生、3.11の彼女の記憶を通して、人を見ることが苦手だという主人公は、彼女を見ようとしている。

こうした主人公の心理描写、情景描写が巧みに表現されているおかげで、彼らの繊細な感情が読者に伝わる作品だ。素晴らしいの一言につきる。

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