そのアップルパイ、食べるな危険——! でもそれが二人の始まり?

 行きつけの喫茶店でホールのアップルパイを作って彼氏を待っていた女子高生のテリ。ところが彼は手をつけもせず、彼女を振って立ち去ってしまいます。
 ぼんやりしていた彼女の目の前で、見知らぬ男が断りもせずにそのアップルパイを食べてしまうのですが、実はそれは下剤入りで——!?

 意趣返しにと下剤入りのアップルパイを作ってしまうテリちゃんのマイペースでクールな感じと、それをうっかり食べてしまった胡散臭い男、東雲。

 偶然の重なりに見えて、その裏にあった東雲の真意と正体を知った時、もうニヤニヤが止まりませんでした。

 いったい彼は何者なのか、そしてテリとの関係がどうなるのか?
 さくっと読める短編ですので、ぜひ前情報なしに読んでニヤニヤしていただきたいちょっぴり危険で甘いお話です。

 なお続編となるお話も公開されているので、二人のその後が気になる方はぜひ!(きゅんとすること間違いなし!)

その他のおすすめレビュー

橘 紀里さんの他のおすすめレビュー958