『双子であることと筆者が双子であることとは、一切何の関係もありません』

↑これはページを開いてまっ先に飛び込んでくる文字列です。
いや、うん、あの、でも、さ!? あの無月さんが双子物を書くとなったら、やっぱり気になっちゃうのが正直なとこちゃいます!?(すいませんこんな読者でぺこぺこ……)

双子である牡丹と菜乃花。見た目も好みもそっくりな2人でも、『似ている』ことはあっても、それは決して『同じではない』。
ある日、部活を休んだ牡丹が、菜乃花にこうカミングアウトした。
「告白されたのよ」
その相手とは、菜乃花をちゃんと菜乃花として見てくれる、一条君であった。

こんな場面からスタートしていく今回の無月さんプレゼンツ双子学園恋愛物のお話。
このお話が単にそれっぽく書かれた物ではなく、言葉のひとつひとつに説得力を強く感じさせられるのは、やっぱり無月さんご自身が双子であるからこそ!
カクヨムユーザーにとっては、もうお馴染みな無月さんご兄弟。そして当然、お兄様ももちろんですが、弟さんも学園恋愛物に定評あり。
今ここに、本当の真なる双子学園恋愛物が舞い降りた。

(お時間ある方は、ぜひ『50の質問に双子で答えてみたら、ほとんどコピペだった』もご覧くださいませ!)

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