概要
失われるのは、限りのない自由
かつて剣と魔法のファンタジーの世界であったであろう異世界。
国際テロリズムへの対抗として民主主義の輸出を企てた超大国は「共和国」の民主化に失敗、国内世論に押される形で撤退を開始するが、捲土重来の構えを見せた宗教過激派の「反乱軍」の電撃戦を誘発してしまい、「共和国」は瓦解してしまった。
かつてその地で教官を勤めていた「私」は教え子たちとの思い出の詰まった基地を空爆するために出撃するが、そこに一機の迎撃が上がって来て……
※この物語はフィクションです。実在のいかなる国家、団体、個人とも関係ありません。
【コンテスト応募履歴】
カクヨムWeb小説短編賞2021
国際テロリズムへの対抗として民主主義の輸出を企てた超大国は「共和国」の民主化に失敗、国内世論に押される形で撤退を開始するが、捲土重来の構えを見せた宗教過激派の「反乱軍」の電撃戦を誘発してしまい、「共和国」は瓦解してしまった。
かつてその地で教官を勤めていた「私」は教え子たちとの思い出の詰まった基地を空爆するために出撃するが、そこに一機の迎撃が上がって来て……
※この物語はフィクションです。実在のいかなる国家、団体、個人とも関係ありません。
【コンテスト応募履歴】
カクヨムWeb小説短編賞2021
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!本当はきっとどこまでも自由なはずの空
かつて教官を務めていた戦闘機乗りの女性と、彼女に師事した少女の、避け得ない運命と因縁の物語。
どシリアスな空戦もののファンタジーです。
作中の世界そのものは明らかに現実のそれとは異なるのですけれど、科学技術等の設定面はほぼ現実の世界と同等であるところが独特なお話。近代的なジェット戦闘機を駆り、国家のために任務を遂行する主人公、という点では、事実上の現代ものと言ってもいいかもしれません。
自由についての物語であり、主人公個人の苦悩や葛藤が主軸にあるのですけれど、それがそのまま家や国などのより大きな括りに繋がっている感じが好きです。
壮大な国家規模のドラマでもあり、主人公の生き様の…続きを読む