人生でこんなに五行目のこと応援したのは初めて

「インターネットのブラウザ画面で読む」というメタ的な視点を、ごく自然に（そして物理的に）使いながら、読み手まで巻き込むこの感じがとても好きです。

各行に自我があり、五行目が旅に出てからというものは、画面をスクロールしながら五行目のことを応援していました。
ただの画面、ただの空白、文字の集まり。そのはずなのに、冒険に出掛けた五行目の「仲間との別れと再会」に胸が熱くなり心が温まる。不思議な読書の時間でした。