設定
【人物】ツェラン
ニエンニム近郊で薪拾いの子として生まれた。
【人物】ドンル
ツェランの実父。薪拾いで生計を建てている。正確に言えば流民であって、ニエンニム領の領民ではない。そのため領府の保護を得られない身分である。ツェランが5歳時に酒を飲んで凍死。
【人物】ゴレフス
ニエンニム領で万屋、特に薪の買取販売を手掛けている商人。店の規模は大きくも無く小さくも無く。金持ちと言う訳では無いが、生産手段を所有していると言う意味ではブルジョワ層であり、普通の平民としては上位僧になる。ツェランの養父。ツェランが10歳の時に、病死。
【人物】ヒブロン
ニエンニムにて最大規模の奴隷商会を営む商人。奴隷商でありながら面倒見が良く、ゴレフス死後は、ニエンニム商人ギルドで、ツェランの後見役を果たしている。
【人物】キンバ
ツェランが最初に買った獣人奴隷(キンバ3兄弟)の長兄。リーダーシップがあり、責任感があるが、弱者を守るために暴走する傾向がある。15歳時に剣豪の
【人物】ティルス
キンバの弟。一見押し出しが弱く、大人しそうだが、大胆な思考をする。徐々に参謀役としての適性を示し、事実上、ツェランの商会の№2になる。ツェランと同じく二点転移門設置の
【人物】ファラーナ
キンバ、ティルスの妹。家事がひととおりできるだけではなく、商店の経営に優れ、事務、販売、人事すべてに高い適性を示し、ニエンニムにおけるツェランの商会をすべて担当するようになる。
【人物】ロイド
王都の商人ギルドの職員。ツェラン担当者。ツェランとのビジネスを軌道に乗せて、大幅な利益を確保したことから、6人いる副ギルドマスターの1人に昇進する。
【人物】アランコル・カマンダラ
大商会カマンダラ商会の会頭にして、ニエンニム商人ギルドのギルドマスター。ニエンニム財界のボス。孤児から成りあがったツェランに対しては同情的であり、いろいろな便宜を計ってくれている。
【人物】ニエンニム辺境伯爵ヴィルヘルム・フォン・グナイゼナウ
当代のニエンニム辺境伯爵。既に老境で実務からは引退している。ザルツシュタットに居住。王国宰相を務めた老獪な政治家。
【人物】アトリー
ニエンニム辺境伯爵ヴィルヘルムの執事、首席秘書官。
【人物】レイノス
9歳の時にツェランに買われた獣人奴隷。天真爛漫な俺様性格のため、性格の近いキンバに預けられ、剣修行に明け暮れている。
【人物】パルマ
購入された時、20歳の獣人奴隷、女性。通常の家事労働のために購入されたが、料理の腕が段違いに優れていたので料理専属になった。後にレストランを任される。
【用語】
5歳の時から、5年ごとに与えられる可能性がある特殊能力。5歳時には100人に1人、10歳時には1000人に1人、15歳時には1万人に1人が得られる。逆に言えば98.89%の人たちは
【用語】無限収納
ツェランが5歳の時に得た
【用語】二点転移門設置
ツェランが10歳時に得た
【用語】オイゲンシュタット商会
既に存在しない王都の奴隷商会。7代続いた名門だが、7代目が破産させた。教育を施して質の良い奴隷を販売することで定評があった。
【用語】スフォルツァ王朝
エリューシオン王国の現王朝。同国総コク高のうち宗家が500万コクを、一族が500万コクを掌握している。
【用語】ニエンニム辺境伯爵家
北部を代表する大貴族。52万コク。領内に代表的な都市としてニエンニムとザルツシュタットを抱える。本拠地はザルツシュタット。
【用語】ニエンニムシュトルツ
ニエンニム辺境伯爵ヴィルヘルムから下賜されたツェランの姓。ニエンニムの誇りの意味。
【地理】エリューシオン王国
ツェランが住む国。統一神教会世界では、7大国の1つ。ただし中央集権的ではなく、諸侯が自立している。首都はヴィエナ。
【地理】ニエンニム
ニエンニム辺境伯爵領の旧領府。人口5万2500人。ニエンニム辺境伯爵家より代官が派遣されて統治されている。
【地理】ザルツシュタット
ニエンニム辺境伯爵領の領府。塩田があり塩の生産が盛ん。人口は7万人。
【地理】アドリアナ共和国
ベーゼルンデ海沿岸部の領有を巡って、エリューシオン王国とは既に30年以上に渡って抗争を続けている国(同沿岸部は、アドリアナが実効支配中)。共和国と言いながら実際には貴族が寡頭制の元老院を組織して合議で運営している国。
孤児ツェランの成り上がり 本坊ゆう @hombo
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