歴史小説って、あんまり読まないんですけれど、この作品にはあっという間に引き込まれました。語りも丁寧かつ心地よかったです。不思議な雰囲気も絶妙でした。
好きなものをぽわんっと書きます。好きと言います。 書くのは1000字前後が多いです。シリーズやクロスオーバーが好きなので、自作もシリーズごとにコレクションで分…
よく当たる占い師の噂を聞き、その住まいである長屋を訪れた侍の、奇妙な悩み事のお話。 時代もののお話です。人の技を超えた不思議な占いが登場するという点においては、ファンタジー(というか伝奇)的な…続きを読む
じっとりとした時代小説や、伝奇小説のような雰囲気を持つ一作です。 物語は、日比谷稲荷近くの源助長屋に、おそろしく当たる八卦見がいると聞いて尋ねた一人の男を中心にして始まります。 助六と名乗る男…続きを読む
恐怖とはまた異なった妖しさをはなつ、妖艶にてかる蛞蝓たち。 最後に曲亭馬琴の引用がありましたが、まさに彼らが収集した奇談の一編であるかのようでした。兎園小説のひと繰りに記されていてもおかしくあり…続きを読む
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