テンポの良い会話としっかりとした描写

登場人物たちの会話は小気味よく、テンポがいい。その反面描写が疎かになるということはなく、テンポを重視しながらも書くべきところはきちんと書いている。
選択・分岐後というギミックがあるのも面白い。読者が何を選ぶのか、それを選ぶとどうなるのか、まるでノベルゲームのようでもあった。
それで何が変わるのかは、ぜひとも読んで確認して欲しい。気になって選択肢をすべて見てみるというのもまた面白かった。