表が有れば、裏が有る。もう一つの花言葉にきっとアナタは驚愕するだろう。


 その花をやたらと送ってはいけない……。

 その花をむやみに受け取ってはいけない……。

 何故なら、その花の裏の花言葉は、とても恐ろしいものだから……。


 一つ一つに隠された、もう一つの顔を持つ花言葉。それは裏の花言葉になって、受け取る人に影の様に、恐怖を連れて忍び寄ってくる。

 それは送り主の知らない事なのか、それとも知っている悪意なのか?
 いいや、悪意によるモノだろう。だから、人の闇を伴って贈られてくるのだ。

 短編読み切りの、人の悪意が絡みついた、裏花言葉によるホラー集。


 花を贈る時は、もう一度よく考えてほしいものだ……。

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