花言葉をもじった恐怖が詰め込まれた短編集です。そもそも花言葉ってこんなに怖いのが多いの? ってところもあるんですが、筆者の方のアレンジ力がすごい。10話あれば十人十色の舞台、背景。そしてサイコ感。よくこんなに思いつくなあって感心してしまいます。これをお読みになったあなたは、何気なくみていただけの花に、きっと恐怖を抱くことになるでしょう。
まだ全ては読了しておりませんが、彼岸花の衝撃が凄まじく今このレビューを書いております。 基本的に一話一花言葉の構成で描かれているオムニバス形式の作品なのでかつての少年ジャンプで例えるならばこち亀…続きを読む
皆様が世の中で怖いものってなんですか?幽霊? 怪物? 苦手な虫? 天変地異?いやいや、何よりも怖いものって……人間ではないですか?この小説はそんな「人間の悪意」を「花言葉」にかけて綴られる物語…続きを読む
ロマンチックなイメージのある花言葉。実は怖い意味が隠されていて…。花言葉屋からのお届け物は花の美しさに見とれている場合ではない。
一話完結でありながらも、そのすべてが〝人間の業の深さ〟という名の〝根〟で繋がっていることに、読了するたび気づかされます。各話1000文字ほどなので、ちょっとした手隙の時間や眠れぬ夜のお供にオスス…続きを読む
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