花言葉をもじった恐怖が詰め込まれた短編集です。そもそも花言葉ってこんなに怖いのが多いの? ってところもあるんですが、筆者の方のアレンジ力がすごい。10話あれば十人十色の舞台、背景。そしてサイコ感。よくこんなに思いつくなあって感心してしまいます。これをお読みになったあなたは、何気なくみていただけの花に、きっと恐怖を抱くことになるでしょう。
花言葉にちなんだ短編のオムニバス。美しい花の持つ恐ろしい花言葉の世界を堪能できます。そんな恐ろしい花言葉にちなんだ背筋の凍るような人間模様。人間にだって毒がある。美と毒の共演をとくとご…続きを読む
その花をやたらと送ってはいけない……。 その花をむやみに受け取ってはいけない……。 何故なら、その花の裏の花言葉は、とても恐ろしいものだから……。 一つ一つに隠された、もう一つの顔…続きを読む
一人称や三人称、さらにはブログ風やクチコミ風など、実に様々な書体を駆使して、花言葉にまつわるエピソードが連なります。それらのエピソードに共通して姿を現す花言葉屋という胡乱な商売人は、依頼人の命で…続きを読む
花言葉を次々とこんなストーリーにするなんて、思いもよらなかったです。短いけど面白く読める作品です。
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