1990年代を風靡したTRPGノベライズのような…

TRPGの造詣が深い作者様による小説…期待以上の面白さでした。

魔術師の高弟五人による会話劇や活躍を軸に、作者様が創造したオリジナル世界・魔術・信仰といった要素を読み手にジックリと開示していく手法と、過不足なく脳内に浮かび上がらせる筆力。

少々悪乗りの気がある脇役キャラクター(重要NPC)は1990年代に『月刊ドラコンマガジン』で連載されていたソードワールドリプレイを彷彿させ、当時を知る者として相当ニマニマさせられました。

輪郭が見え始めた陰謀劇の全貌、TRPGらしい伏線や隠されたサブテーマ等の全てが明かされるエンディングが今から楽しみな作品です(*'ω'*)