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  • 23への応援コメント

     頑張っていて、優しいところもたくさん見えていた晴香だけど、身体的だけじゃなく精神的にも相当追い込まれていたんですね。
    >マナが、うちに来てくれてよかった……
     これは晴香の本心だろうし、これをマナに素直に伝えられてよかったと思います。これからより良い関係性を築いていけそうですね。

     それにしても凪はああやって読むと確かにクズ野郎ですね。いっぺん地獄に落ちちゃえばいいと思います。晴香泣かせやがってー!

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    頼るのが苦手な人って自分を追い詰めがちですよね。往々にして頼り上手な人に悪気なく使われてしまうという……。潰れる前に気づいて助けてくれる人の存在は重要です。

  • 9への応援コメント

    >間違い犯すことを完全に防止するには、はっきり偽物の人間であると証明されない限り、その対象を本物の人間として扱うしかないの。
     晴香の信念。わからないことに対してもどうしたらいいのかハッキリしていて、わかりやすいですね。この章での様々な解説も、凪と一緒に納得させられてる感じがして面白かったです。そして晴香のような冷静でいて優しい女性が大好きです。
     展開はまだ見えてきていませんが、ふたりはどのような出来事に巻き込まれていくのか。続きも楽しみに読ませていただきます!

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    > この章での様々な解説も、凪と一緒に納得させられてる感じがして面白かったです

    実はこの小説で一番最初に書いたのがこのシーンで(その後何度も手直しがありましたが)、その時は執筆経験がほぼゼロの状態だったので、その言葉を頂けて安心しました

    > 晴香のような冷静でいて優しい女性が大好きです

    晴香は私も好きなキャラクターなので嬉しいです!

    > 続きも楽しみに読ませていただきます!

    ありがとうございます!励みになります!長編ですので、無理のない範囲でお楽しみいただければ幸いです

  • 115への応援コメント

    読み始めてからここまで何度も言語化しようと色々考えていたら最後まで来てしまいました。自分の感想が果たして伝えたいこととして正しいのか自分自身でも分かりませんが、「人」の話だった。そう感じます。

    美しい話でした。ありがとうございます。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    > 「人」の話だった。そう感じます。

    嬉しいです!

    様々な意味での、人間の定義の境界線上にいる存在を登場させて、人間のかたちを探るというのが本作を通してやっていたことの一つでした。この物語の中でその正解を提示することはないし、また提示できないものだとも思います。ただ、この小説が「考える道具」として、読者の方々の「人間の輪郭」への理解を深めるのに寄与することがあれば幸いです。

  • あとがきへの応援コメント

    ああ、終わってしまいました。
    物語はいつか終わる(そうでないものもありますが)
    読了することで物語は完全な形になるのに、本当はまだその世界に浸っていたい。

    そんな物語でした。

    この内容を、安定した筆致で、このクオリティ。
    どこをとっても目指すべき高みであると深く感じます。

    素晴らしい物語でした。
    ありがとうございました。

    作者からの返信

    連載開始から今日までお付き合いいただき、本当に本当にありがとうございます。K-enさんのおかげでここまで書き続けることができました。

    K-enさんは存在を知ったときから「すごい人だな」という印象で、まさか本作を読んでいただけることになるとは思っていませんでした。そんな方に、最後まで完読いただき、こんなにもったいない感想までいただけるなんて、夢のようです。

    ありがとうございました!

  • 115への応援コメント

    凪くんの視界は晴れたかもしれませんが、私の視界はぼやけています。
    ここまで辿り着いた二人が、ただただ
    愛おしくて、
    美しくて、

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    ずっと暗い話が続いていましたが、こういう形で終わらせることができてよかったです。

  • 114への応援コメント

    福音をもたらす管理されたシステムって「宗教」みたいですね。
    その統制から外れた教義は、枝分かれして、独自色を持って、それぞれの正義と敵を主張して、世界を覆い尽くすのです。

    そんな混乱を引き起こすかもしれない決断。
    私が凪くんで、晴香ちゃんが側にいれば、迷わないだけの共感を重ねて来れた気がします。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    K-enさんは、ちゃんと「大人」ですねw

  • 113への応援コメント

    >あたしと、生きて

    すごく刺さりました!
    愛、恋、依存、期待、共有
    そんな言葉が全部飛んでいく感じがしました。
    背筋がゾクゾクします。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    嬉しいです!
    ここまでの物語とあわせて、直接言語化できない色々がこの場面で伝わっていたら幸いです。

  • 110への応援コメント

    恍惚感を伴う破壊衝動ってどこから生まれるのでしょうね。
    その行為が凄惨で目を背けたくなるのに、そこに身を置いてみたいと思う。
    捕食じゃなく破壊。むしろそれこそが人間性なのでは? と思ってしまうことがあります。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    > 恍惚感を伴う破壊衝動ってどこから生まれるのでしょうね。

    凪というキャラクターに関して言えば……というところで想定しているものはあるのですが、この小説としても大事な部分なので言明するのはやめておきますw 小説自体が読者の方々の中に結ぶ像を大事にしたいので。

    この小説全体を通して考えていたことでもありました。ここからラストにかけて、もう少し描写するテーマでもあります。

  • 109への応援コメント

    主、従という区分けもなく相互補完ができるのですかね。

    それでも各端末の観測位置の差は、わずかな差異だとしても、それが個性につながったりするのかもしれません。

    なんとなく、人間自体が、認識していないだけで彼と同じ状態で、死んでから集合知みたいな存在に記憶を吸われ、統合されているのだとしたら、種として同一存在と定義できる?
    それが続く限り「死を克服」している?

    作者からの返信

     コメントありがとうございます!!

    > 主、従という区分けもなく相互補完ができるのですかね。

     そのつもりで書いていました。「各ノードごとの経験がネットワーク全体に伝播するまでにラグはあるが、適当な時間が経てば全体が同じ記憶の状態を持つ」ようなものをイメージしていました。創作上の舞台装置なので、思考実験に都合がいいようなものを、今の技術の延長としてありえそうな形ででっち上げているだけですが……。

    > なんとなく、人間自体が、……

     物語の類型として近いものが存在する気がしますね。なんとなく人間一般が持っている死のイメージや、死後に期待する救いのイメージ(神様の元へ還る・永遠の命を得る)に合致するというところで、『集合知みたいな存在』と表現されているようなものを創作の中に求めるのかもしれません

    編集済
  • 105への応援コメント

    感想が遅くなり、すみません。

    この話、とても好きです。

    今まで見てきた内容がこの1話に集約されていたような気がしました。

    星野の言葉から吹っ切れた凪と、

    凪の中にあるチカの想い

    そして晴香へと、

    キョウコに託されたもの、その重荷を娘と共に背負って歩んでいく。そこに至るまでにあったことが、描写と共に、静かにゆっくりと流れていきました。

    このシーンを見る為に読んできたような気がします。

    紆余曲折を経て、ようやく同じ道を歩きつつある2人。

    この先どうなるか本当に楽しみです。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!!

    投稿を始めてから一年経ち、やっとこの話に辿り着くことができました!

    > このシーンを見る為に読んできたような気がします。

    本当に嬉しいです! 今日までの苦労が報われた気がします。

    期待に応えられるよう、この二人を通してしか描けないものをしっかり描き切って、物語を終わらせたいです。

  • 107への応援コメント

    >じゃあ薬指もらい

    こんな一言にもなんらかの意味を感じてしまいます。
    印象に残る文字列の魅せ方が本当に素晴らしいです。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    このあたり何度も読み返しているうちに他人から見たときの印象が分からなくなってきて消すか悩んでたのですが、そのコメントがいただけて安心しました!

  • 102への応援コメント

    まさに高速思考スキル!
    ヒトの能力差って、実はここに差があるんだと思っています。
    そして永遠の命を獲得する方法も。

    わずか二秒程度の描写が、こんなにも濃い。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます!

     こんなふうに、体感時間に影響する形で思考スピードを上げることが誰にでもできるようになったとして、それを積極的に利用しようとする人ってどれぐらい出てくるものなんですかね。それはそれとして、これと全く逆の、体感時間を短くする能力なんかも需要ありそうな感じがします。学校の授業とか倍速再生したいなと思ってましたし。

     戦闘シーンは本当に書くの苦手でしんどいんですが、この話を書くのは楽しかったです!

  • 99への応援コメント

    ひとつの儀式が終わったのかな。

    結局、物事を相対化するのってひとりじゃ出来ないんですよね。どうしようもない大事だと思っていたことが割とそうでもないこともある。

    おぼろげだけど道が見えたようですね。

    この後の展開が楽しみです。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    本当にそうなんですよね! だから、いじけた感じに同調しないで、その人の軸のまま接してくれる存在がありがたい時もあるなと思います

  • 98への応援コメント

    >凪いだ水面を、波立たせる。

    ところどころあるこれらの表現が本当に好きです。
    凪くんの名前。希求する願望。それに対する外力。
    波は相殺すべきなのか、それとも抗って波濤を生むのか、いつも考えさせられます。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    一旦こういう状態になってしまうと本当にどうしたらいいか分からないですね。現実に対処する気力が尽きてしまうと何もできないので……

  • 96への応援コメント

    いいなぁこのマイクロマシン

    プログラミングって、結局どこまで行っても最終的には書かなければならないので、その作業が無駄なんですよね。頭ではやるべき事がわかってるのにその転記作業が無駄

    ダイレクトに書き換えられるなら、楽でいいなぁと仕事しながら思いました。

    …って、そんなレベルじゃないか。

    脳とコンピューターを繋ぐならこの時代には当然の技術ですが、問題はその効率ですか

    さすがシンギュラリティ後の世界の人類未踏領域

    古いアイデアはダイナミックに新しいものに書き換わりながら進化し続けるのか。



    作者からの返信

    > 頭ではやるべき事がわかってるのにその転記作業が無駄

     とても分かります。「あとは指から出すだけだ……」みたいなフェーズが一番退屈ですね……。型システムなり、言語の機能が思考の補助をしてくれるのを感じるときはコーディングも楽しいと思いますが。子育てしてると両手が塞がってるけど頭が遊んでるような時間が多いので、そんなときも「頭から直接コードを打ち込めたら……」と思ってしまいます。

     現代、計算機としての振る舞いはもうどこまでも柔軟に記述できる一方で、ハードウェアはいつまでも”ハード”ウェアなままなので、未来にはもう少しそこが柔軟になって、もっと思考が直接現実に影響するような感じになっていたらなぁと思います。

  • 96への応援コメント

    寄生獣でミギーの細胞と融合したシンイチを思い出しました(未読ならごめんなさい)
    彼女はヒトとの境界線を越えてしまったのか。先の読めない展開に心が躍ります。

    作者からの返信

    白状すると、凪や晴香の体がマイクロマシンによって強化される設定はそこから影響を受けたものでしたwあの作品の、日常の延長にある暴力描写の説得力が好きなので、正直いろいろな場所で参考にしています。戦闘シーン以外でも影響を受けている部分は多いです。

  • 92への応援コメント

    まさか神の領域!

    予想のできない物語、ページをめくる手が震える感覚。
    稀有な体験をさせていただいています。

    作者からの返信

    ありがとうございます! とても嬉しいです! 毎日子供を寝かせて家事を済ませた後にコツコツ書いた甲斐がありました(笑)

    育児の忙しさが増してきて更新が大分ゆっくりになってしまいましたが、それでも読み続けていただけていること、感謝しています。

  • 90への応援コメント

    今回は色々と考えさせられるお話でした。また彼女が出てきて嬉しいです。

    思い通りにならないなら、いっそ壊してしまえばいい。
    彼の世界が完全性に到達するための糧として消化されるなら、壊されてしまってもいい。

    凪の中にある「物語」を間に挟んで、ふたりの思惑が奇妙に一致して向き合う瞬間と、その行為の途中で「生の」彼女の手が触れたことで我に返る瞬間。

    そんなイメージがわいたので、以前の彼女はどうだったかなと思い、再び「彼女は小説が嫌い」を読み返しました。ひょっとして、彼女が「歪まされた」と思っているものと、彼が「奇麗」と言っているものは同じなのかな。

    人間である以上、自己と他者が重なる瞬間って本当に稀なので、その最大公約数的なものがほぼ一致する瞬間が「愛」だというならば、チカの望んでいたものが何となくわかります。

    しかし、チカといい、晴香といい、怖いです;
    少し凪君に同情します。

    再び逃げ出した彼は今度どこへ向かうのか。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます!

     私は作者なので、あえて言語化していない作品の重要なテーマに関わる部分については、一つ一つの解釈が私の意図にどれだけ一致しているかを伝えることができません。作品で示した制約の中で取りうる解釈の空間が潰れてしまうような気がするからです。なので、頂いたコメントについて、本当は沢山喋りたいことがあるのですが、立場上私が語れることはとても限られています……。
     ただ、このコメントを頂けて、本当に嬉しかったということをお伝えしたいです。ちょっと涙が出てきてしまいました。丁寧に、深く読んで頂けて、とても感謝しています。

     それはそれとして、女の人は怖いですよね。

  • 85への応援コメント

    ようやく追いつきました;

    はからずしも色んなものを失い、そして背負ってしまいましたね。これは大変だ。

    読んでいると、個人と他者、そして個人と社会のあいだにある「自分」という概念がグラグラと揺さぶられます。

    ただ元々「彼女」のファンだった身としては、実は「彼女」の再登場が待ち遠しいです(笑)

    ここからはリアルタイムです。

    彼の中に居るチカの「伝えたいもの」も含めて、「ごちそうが出てくるのを待つ子供のように」待ってます。

    作者からの返信

     最新話までお読みいただき誠にありがとうございます! 身に余る言葉をいただき、大変恐縮です。
     「僕」と「彼女」の物語にも、チカの想いにも、いい形で決着をつけたいと思っています。仕事と育児の隙間時間に書いているので更新はゆっくりですが、今後ともお付き合いいただければ幸いです。

     ネタバレになりそうなのではっきりとは言えませんが、もうすぐご期待に沿える展開になるかと!

  • 57への応援コメント

    なるほど、魂のVMですか・・・

    機械の身体だけでなく、魂もVM上に展開できるとなると、ほぼすべてのものが安価に複製可能になる形ですね。

    しかも、計算資源がより多く割り当てられる大事故や戦争などの、強烈な体験を経験した人の「魂」ほど純粋な人間に近づく上、「よくできた魂(モデル)」ほど、より「実際の」人間に対する嗜虐性の受け皿になり、「実際の」人間に対する犯罪抑止になる可能性があることを考えると一概に否定できない一面もあると・・・

    あくまでコピーされたものを嗜虐性を満たすための「代用品」として扱うならばですが・・・

    「強烈な体験をした人ほど」というのもちょっと嫌なことを連想させられますね。

    彼女が、これを「人間なのかどうか」と迷った理由も解ります。

    コピーされた側としては自分を証明するのは、あくまで自分を「知る」ひとによる「客観性」でしかないわけですね。

    考えるだけで頭が痛くなります。でも面白いです(面白いと言っては不謹慎かもしれませんが;)

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
     深く読み込んでいただけてとても嬉しいです。まさにそういったことが書きたかったのでした。

     "自分"とか、"人間"とか、そういったものって、普段自然に使う概念の割に、誰しもが正しいと思えるような定義を与えることができないと思うんです。
     数学の定理は証明によって正しさが担保される。物理法則は実験の再現性によって正しさが担保される。でも、こういった数学とか科学の方法で扱えない範囲の言葉はありふれていて、そのなかに"自分"とか"人間"とか、かなり大事な言葉も入ってくる。もちろん人間の性質のうち部分的には科学の力を使って理解することができる部分もありますが、例えば「人間判定機」のようなものを誰しもが納得するような形で作ることは難しいと思います。そういう、数学とか科学で扱えない範囲のことをどうにか扱うために、私は文章を書いているような気がします。なので、その成果物について「面白い」と感想をいただけることはとても嬉しいです。

     ありがとうございました!

  • 17への応援コメント

    理系特集(?)の「彼女は小説が嫌い」に導かれてきました。

    あの「彼女」が出てくる作品は見てみたいなと思ったのがきっかけですが、正解でした。ストライクです。見逃さなくてよかった。

    とても楽しく見させてもらっています。

    私自身結構興味のあるネタだったので、これから楽しみです。

    ちょっとずつですが読んでいきますね。

    作者からの返信

     お読みいただきありがとうございます! とても励みになります!
     「彼女」は私も好きなキャラクターなので、そのような感想をいただけてとても嬉しいです。「彼女は小説が嫌い」を書いたときは、「彼女」の気分がどれだけ伝わるか、読者に読み進めたいと思わせるようなフックがあるのかという所が不安だったので、感想を頂けて安心しました。

     読んでいただけるのは何よりも励みになるのですが、長編ですので、「最後まで読まないと!」というような気は遣われなくて大丈夫です。ご感想、ありがとうございました!

  • 84への応援コメント

    頃合いですかね?
    そろそろ、もう一度プロローグから再読して復習してきます!

    作者からの返信

    うわーーーありがとうございます!!!
    読んでいただけていることが本当に励みになっています!

  • 63への応援コメント

    シンギュラリティを超えたAIなら、デウスエクスマキナになり得ると思うのです。

    それに服従したいと思えるのは、無責任な生き方なのでしょうね。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

     直感的に『無責任』という感覚が生じるのは分かります。ただ、人間が機械を信仰し行動の指示を仰ぐようになったとして、それが例えばなんとかの宗教の聖典に書いてある教えを信者が実践するのと質的にどれだけ違いがあるかというのを考えると、(色々な議論はあると思いますが)個人的にはそこまで違うようには思えないんですよね。何かの宗教の熱心な信者が信仰に従って行動することが無責任だというとそれはそれで違和感がありますが、だとすると最初の『無責任』という感覚はどこから生じるのか不思議になってきます。こういうことを掘り下げて考えるのは面白そうだなと思いました。

     生きているうちにそういった存在を目の当たりにしてみたいものですね〜〜

  • 1への応援コメント

    企画の参加ありがとうございます。

    描写が間接的なものが多く、そこから読者に連想させるような言葉遣いで引き込まれます。
    ですが、※の部分は読者として物語を理解するには物足りなさを感じます。※で飛んだ内容は、流れ的に死か禁忌かの2択で後者を選んだということかと想像していますが、そこを明確にする言葉がありません。となると、今後の展開に繋げていく上で、作者と読者の解釈の相違が生まれかねません。作品を組み立てる以上、場面の情景の解釈に相違があってはならないので、もうひと工夫あると読みやすくなるように思えます。

    作者からの返信

    深く読み込んでいただいた上でのご感想、大変参考になります! ありがとうございます!

    > 流れ的に死か禁忌かの2択で後者を選んだということかと想像しています

    この解釈で相違ありません。

    > 場面の情景の解釈に相違があってはならないので、もうひと工夫あると読みやすくなるように思えます。

    確かに*前後で物語の意味的な繋がりが掴みづらいですね。別の話が二つポンポンと置かれているような印象になりそうです。
    何か上品に、それとなく読者に繋がりを意識させられるような工夫ができないか考えてみます。ありがとうございました!!!!


  • 編集済

    33への応援コメント

    自由間接話法が入れられないのは、たぶん地の文が少ないからだと思います。
    求める水準にもよりますが、書籍化クラスと比べると描写が足りていないわけで、その描写まで増やすよう心掛けると、自由間接話法は入れ易くなります。

    たとえば「自分の言葉の白々しさに自己嫌悪が湧き上がる。あたしは最低だ。」とかは、丁寧に心理描写を入れていますので、自然と出来ていますよね。

    悪かった点は、
    「まるで自分の口ではないかのように、すらすらと言葉が出てくる」ですが、
    気にされておられた心理描写が無いですね。
    「すらすら出てくる」と言うからには、そこには心の動きがあるはずで、
    心理描写をする余地があります。

    小説と言うのは、もちろん全て描写する必要は無いわけです。
    描写を丁寧にするほど重くなり、悲しい雰囲気など出すことが出来ます。
    このさじ加減も、今後の執筆活動で重要になると思います。

    心理描写で1ランク上を目指されるのなら、
    10-5は物語として重要な場面で、晴香の気持ちがよく出ていることが、一部分しか読んでいない私でも分かります。
    1ランク上と言うのは、この気持ちが晴香だけのものではなく、
    「読者においても同じで、共感できる」という描写になります。

    これは、10-5を直せば良いというものではなく、
    物語全体によって生まれるものです。
    だから私には、この作品が出来ているとも、出来ていないとも言えません。
    ただ、必要な描写というのは、この共感に必要な描写だという事なんです。

    一つ一つの適切な言葉を選ぶ、描写は少なかろうと手は抜かない、全体の構成を考えて情報を出していく。
    次のステップはそういう点で、文章自体は自然と上達していかれるでしょうから、気にされる必要はないと感じました。

    とりあえず以上です。

    作者からの返信

    > 「すらすら出てくる」と言うからには、そこには心の動きがあるはずで、
    心理描写をする余地があります。

    なるほどです。自分の中で、キャラクターが自身を俯瞰した感想と、語り手によるキャラクターの描写がごっちゃになっていたようです。意識して書き分けるようにしたいと思います。

    > 「読者においても同じで、共感できる」という描写になります。
    > ただ、必要な描写というのは、この共感に必要な描写だという事なんです。
    > 一つ一つの適切な言葉を選ぶ、描写は少なかろうと手は抜かない、全体の構成を考えて情報を出していく。


    とても参考になります!!一人で漠然と書いていたら何年経っても自分の状態が分からなかったと思うので、アドバイスいただけてとても助かりました!!

    見ず知らずの他人であるにも関わらず、丁寧にレビューしていただき誠にありがとうございました!!

  • 32への応援コメント

    その箇所しか読んでいないので直し方は参考程度で受け止めてください。

    「頭の中は昼の脅迫の電話のことで一杯だ」の前に、その電話の重要会話(一文)を地の文にそのまま埋め込みます。『』は必要ありません。「――」を私だと最後につけます。
    その後に、「昼間の脅迫電話が、頭の中でぐるぐるまわっている」など、地の文に入れた一文を生かすような表現で、地の文を繋ぎます。
    これだけで自由間接話法ですよね。

    >「いやぁおいしかった。ありがとね、誘ってくれて」隣を歩く凪が言う。

    別にこれが文脈的に悪いと言う意味ではなく、例として挙げるだけですが。
    単に「~と言う」だと文章が淡泊なので、表情とか口調とか描写を入れます。
    明るい口調で言う、とかです。

    どの水準でのアドバイスをしたら良いのかが悩みます。
    例えば書籍化を目指すのであれば、次の目標は描写で、淡泊になってしまっているところがあるので手を抜かないようにする。
    ご自身で分かるはずです。力を入れている部分と、流している部分。
    文章量を増やすと言う意味ではなく、表現に手を抜かないという意味です。
    マナとの会話とか淡泊でしょ?

    「どうやらノーダメージらしい」という独白で終わらせず、ちゃんと相手の表情を主観で描く。独白を入れているので、客観的な描写はNGで、一人称に近い主観的描写を入れて行くことになります。

    三人称で重要なのはカメラワークです。視点保持者との距離感に応じた書き方、距離を近付けるテクニックが必要ですが、そこは出来ていたと思います。

    重い雰囲気を出したいなら特に、描写で重さを出すテクニックが欲しいところです。
    冒頭も、書籍化クラスに持っていこうと思うのであれば、物語に断裂を生じないようにする(つまり場面転換の説明では限界がある)とか抱えています。

    小説家が目標ではないのでしたら・・・
    文章という話なら、三人称主観視点の書き方として問題はなく、間接話法なんてものは、たぶん書いているうちに身に付くんじゃないかと感じました。
    冒頭も「場面転換の説明」で、十分おもしろい小説になると思います。

    作者からの返信

    > 「頭の中は昼の脅迫の電話のことで一杯だ」の前に...

    とても参考になりました!!色々な箇所で使っていけそうです。

    > 次の目標は描写
    > 独白を入れているので、客観的な描写はNGで、一人称に近い主観的描写
    > 視点保持者との距離感に応じた書き方

    努力の方向が見えて助かります!!!意識してみようと思います

    > 物語に断裂を生じないようにする(つまり場面転換の説明では限界がある)とか抱えています。

    冒頭以外にも幾つか思い当たる箇所があるので、既存の作品など参考にしながら良さそうな改善案を考えていきたいと思います!!(小説家が目標ということではないですが、より良い表現は目指していきたいです)

    編集済
  • 1への応援コメント

    「私」ですから一人称ですが、ここだけ一人称にはしないほうが良いでしょう。
    『私の時計は今日彼女の心臓と一緒に止まってしまうのだろう』が、
    冷静な分析に感じてしまい、とても「止まる」ようには思えないからです。

    冒頭は良かったと思いますが「*」から、話が飛んでいるように感じました。
    場面が変わっているなら、読者が付いて行けないと思います。

    作者からの返信

    >> 冷静な分析に感じてしまい、とても「止まる」ようには思えないからです。

    とても納得です!!主観でありえなさそうな文章は語り手の文に追い出すようにしてみます。

    >> 冒頭は良かったと思いますが「*」から、話が飛んでいるように感じました。

    なるほど!場面転換が入るところは何かそれが分かるような表現を頭に挿入するなど工夫してみます!!

  • 18への応援コメント

    智鏡

    タイトルに使われる文字を持つ少女。
    ますます目が離せないです。

    作者からの返信

    いつも丁寧に読み進めていただき本当にありがとうございます!

  • 1への応援コメント

    読み合いできました!

    作者からの返信

    あれ、読み合い参加してたかな。ともかくありがとうございます!

    編集済
  • 14への応援コメント

    なるほど、ここでサブタイトルの回収ですね。

    本作、どこで公開されるにしても、どうか最後まで読ませてくださいね。

    作者からの返信

    温かいお言葉、ありがとうございます!!

  • 9への応援コメント

    人の定義として、ヒエラルキーや性差という捉え方!
    面白いです!

    作者からの返信

    ありがとうございます!!
    すごく書くのが難しい回だったので、面白いという感想をいただけてホッとしています……!

  • 5への応援コメント

    どんどん惹き込まれますね……。
    期待を込めて星を付けさせてください。

    作者からの返信

    うわっメチャクチャうれしいです!!!!!ありがとうございます!!!!

  • 3への応援コメント

    すみません、前話ですが、朝見た時にはあった少女との邂逅シーンが抜けていませんでしょうか?
    ご確認願いますm(_ _)m

    作者からの返信

    うわっ!!本当だ!!!ご指摘ありがとうございます!!!!

  • 2への応援コメント

    とても好きな文体です。
    追わせていただきます!

    作者からの返信

    うれしいです!!!ありがとうございます!!!