人生の節目にいつも降る雨。時に冷たく時に優しく、命の元が降り注ぐ。

ある年配女性が綴る、自分史の中の数ページです。エピソードタイトルのページ数で、その時の年齢がわかります。

ページ5・幼児時代から始まり、祖父母や両親との思い出、思春期の恋愛などの悩み…出逢いと別れ、結婚、そして今度は新しい自分の家族との、数えきれないほどの思い出。

その時々、とても初々しく鮮やかに、彼女の人生が花開いていきます。
ハラハラすることも多く、読んでいてのめり込んでしまいます。

節目節目にいつも降っていた雨は、まるで彼女の物語を見守ってくれているよう。
感情移入しながら、ハラハラじっくりほんわかと読ませていただきました。
ゆっくりと積み上がっていく現代ドラマ。お薦めです♬

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