艦(ふね)を取り巻く上司と部下の、さりげなくも尊いブロマンス小説

激しい戦いの末に、贖いきれない罪の意識を背負うこととなった若き艦長と、沈着冷静な副艦長。
詩的、絵画的ともいえる大聖堂のシーンと、「いつもの」艦長室での、ほっと息をつけるようなシーンが印象的です。
彷徨う魂が帰り着く場所は、ここであってほしい。
私は副艦長の人柄が大好きなので、大感動ものでした。
皆様も、この男性二人の尊い関係をぜひ味わっていただきたいと思います。