第6話 若手君の彼女
普通に広場で話していたある日のことだ。
若手君に彼女が出来たというのだ。どこでどう出会ったのかは
なぜだか私はしっかりとすっきりするくらいに忘れてしまったのだが。
まあ、彼女が出来たのはなによりだ。落ち着いてくれるだろうと思っていた。浮気はとりあえずしてないようだし、仲もよさそうだ。うまくいっていてその彼女と一緒に住むようになっていた。
どこでどういう運びになったのかは、分からないが自然となったのだろう。ただ、結婚の話は出ていなかった。
彼女が議員の誰かに似ているというのでその名前があだ名になり、それが広場に広まった。
若手君は元々明るいヤツだが、面白おかしく話をする。もちろんスケベだ。下ネタもバシバシ飛ぶ飛ぶ。
彼女が作ったご飯がどうだとか、本当にたわいもない話を面白くするのだ。まあ、元々が女性相手がメインのネイルアーチストだ。色んな人に営業トークもしてきただろうし、施術の間の会話も肝心なところだ。
なんにせよ、別れるだのそういった話は聞かなかったので、そこそこうまく順調に彼女とは一緒にいるようだった。
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