ぼくのアイドルよ、思念波によせて

　百舌鳥古市古墳群の世界遺産登録を期に、大々的に調査が行われることになった大仙古墳。そこから出て来たのは、なんと女性のミイラ――邪馬台国の女王卑弥呼だった。
　様々な物議が交わされる中、ミイラの脳をＭＲＩにかけ、得られた情報から疑似的なＡＩとして卑弥呼を復活させる計画が立ち上がった。紆余曲折と時流に乗った計画は、ヴァーチャルアイドル『ＨＩＭＩＫＯ』を誕生させた。それが世界の終わりの始まりになるとも知らず……。

※この作品はフィクションです。実在の人物や団体、歴史的事実などとは関係ありません。また、どのような意図を表すものでもありません。

※某所に出すつもりが、盛大な文字オーバーをしていたので、ここに供養いたします。