いつか誰かを失ってしまう悲しさ。だからこそ人は愛さずにはいられない。そして、未来へと踏み出して行くのでしょう。
自分が生きているこの時間を、生きたくても生きられなかった人たちがいます。そんな人々には様々な夢や、叶えたかった事、もう少し見ていたかった未来、いろんな想いがあったはず。突然の不治の病、突発的な事故、自然災害、様々な理由で人は死にます。こういう人々の想いを、今、生きている僕たちは背負っているんだなあ、と読んでいて感じました。
大切な人を失う経験は本当に辛いものです。恋人、両親、兄弟、友人……そして失った心の傷を癒やす術は無い。 恋人を失った主人公の喪失感の演出が穏やかに描かれているのが心に熱を持たせますね。時間が少しだけ悲しみを薄れさせても、ふとした切っ掛けで思い出し再び悲しみの感情も甦る。 それもまた生きるということ……短い文章で見事に纏めています。 感情を動かしたくなった際には時折読みたくなる作品。
何だろう。前半の句読点のなさが気になるところが、ガラッと手紙で変わり、ホッとして、それから、作者から読者への挨拶。初々しい。死を扱うとか、泣かせようとか、そういうややもすれば「わざとらしいあざとさ」がそこはかとなく漂いがちになるところを、大げさな悲劇じゃないさりげなさで書けるというのは才能を感じる。フレッシュです。追記と、思ったら、春から高校生!!ということは執筆時、おそらく中学生か。すごいね!頑張ってください。
世の中に沢山の人がいるのに、愛した人って簡単に代わりが見つかるものではないんでしょうね。
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