概要
「他人の夢へ潜れる者を、私達は潜夢者(ダイバー)と呼んでいる」
人は夢に出てきた人物を好きになるらしい。だから俺は毎晩想い人の夢へ通った。そんなことができる『能力』を持っていた。
ある日夢の中で、彼女はこう言った。
「好きな人ができたの」
突如訪れた失恋。それに浸る暇もなく、彼女の夢に異変が起こる。他人の夢が混ざり込んできたのだ。そして同時に見知らぬ人物が夢に乱入してきた。
「あんたがこれをやったのか」
「違う、むしろ逆だ。私は混ざってしまった二人の夢を切り離しに来た……二人の命を守るために。暇ならお前も手伝え」
俺はとりあえずその人に従うことにした。『お手伝い』があんなに長引くとは、この時はまだ知らなかったけど。
ある日夢の中で、彼女はこう言った。
「好きな人ができたの」
突如訪れた失恋。それに浸る暇もなく、彼女の夢に異変が起こる。他人の夢が混ざり込んできたのだ。そして同時に見知らぬ人物が夢に乱入してきた。
「あんたがこれをやったのか」
「違う、むしろ逆だ。私は混ざってしまった二人の夢を切り離しに来た……二人の命を守るために。暇ならお前も手伝え」
俺はとりあえずその人に従うことにした。『お手伝い』があんなに長引くとは、この時はまだ知らなかったけど。
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