スーパーに貼られた“お客様の声“。そこに掲示された自分へのメッセージ。届く不可解な荷物。じわじわと恐怖が歩み寄ってきます。何がすごいって、日常でありえることばかりでホラーが構成されているのです。どこかに忍び込んだり、変なおまじないに手を出したり、主人公はそういうことはしません。ただ普通に生活していただけなのに巻き込まれた恐怖。全く非がないのに、自分がターゲットにされた理不尽さ。本当にたまりません。また物語の核となるメッセージが「いつの間にかそこにある」描写もものすごく上手でブルっときました。鮮やかで高水準のホラー作品。必読です!
ある日届いた謎の箱。そしてスーパーのお客様の声…謎が謎を呼ぶストーリーです!箱を開けた方がいいのか、開けるべきではないのか…最後の最後でとてもゾッとします(^^)
きっとソイツは、ずっと前から準備していた。標的の行動パターンをくまなくリサーチした。何をどうするかを入念に計画していた。始める動機。祝祭か、記念か。あるいは正義の行動か。ただのゲームなのか。それは分からない。間違いないのは早く開封しないと、分からない。早く開封しないと、見つけられない。ああ…続きが読みたい。漆器に乾いた何かが当たるような音って…
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