スーパーに貼られた“お客様の声“。そこに掲示された自分へのメッセージ。
届く不可解な荷物。
じわじわと恐怖が歩み寄ってきます。
何がすごいって、日常でありえることばかりでホラーが構成されているのです。
どこかに忍び込んだり、変なおまじないに手を出したり、主人公はそういうことはしません。
ただ普通に生活していただけなのに巻き込まれた恐怖。
全く非がないのに、自分がターゲットにされた理不尽さ。本当にたまりません。
また物語の核となるメッセージが「いつの間にかそこにある」描写もものすごく上手でブルっときました。
鮮やかで高水準のホラー作品。必読です!