【2021】彼方なるハッピーエンド＊12月の短編集

十二月の人たち＊ネタバレあり

　今年も何とか書ききることができました。皆さま、この一年、どんな一年だったでしょうか？

　ひとつでもいい思い出が思い起こされることを祈ります。

　この恒例企画、来年も続かれるそうでとても楽しみにしております。来年はどういうお題と巡り会えるでしょうか。わくわくしますね。

　最後に、少し成長した彼らの紹介を添えて結びといたします。

４月

深川（みかわ）さん

理学部二年生。日本人形みたいな黒のロング。よく名字を読み間違えられるが、ふかがわだろうが、みかわだろうが返事をする。渡瀬さんと母校が同じ。興味ないことはとことん不得手。機械類もとことん不得手。カワウソ好きな唯我独尊女史。

５月

渡瀬（わたせ）さん。

人文学部二年生。フレンドリーなおしゃれさん。映画研究部所属。誘われたらなかなか断れず、交遊関係が広い人。深川さんと母校が同じで、妹尾くんとは同ゼミ。映画鑑賞でトラウマを抱えることがたびたびある。妄想大好き女子。

６月

妹尾（せお）くん。

人文学部二年生。柔和な笑顔の世話好き。写真部所属。渡瀬さんと同ゼミ。上も下も女兄弟に挟まれているおかげで女性に弱い。慣れてくると素で対応して、ちょっぴり後悔する巻き込まれ体質。コンビニでバイトをしている。巷の奥様達からスマイル王子と呼ばれている。

７月

小野山（おのやま）くん。

小野山（おのやま）啓太（けいた）。

経済学部四年生。整った顔立ちの眼鏡くん。ボードゲームサークル所属。実家の経営するスーパーの手伝いをしている。レジ打ちから調理までこなす器用系。素で勘違いされそうな物言いをするが本人に深い意味は微塵もない。出来のいい姉がいる。巷の奥様達からほほえみ王子と呼ばれている。

８月

真城（ましろ）さん。

真城（ましろ）結花（ゆいか）。

共同獣医学部三年生。二次元に夢見る控えめ女子。密かに小野山くんのおっかけをしているが、本人には気づかれていない。呂村さん、来城くんと同科で彼女らの後輩にあたる。呂村さんと同ゼミですず先輩と慕う。料理が典型的にできず、失敗が多い。人生の夏休み（大学生活）は研究室の警備員状態。友達が少ない喪女。

９月

呂村（ろむら）さん。

呂村（ろむら）すず。

共同獣医学部四年生。言葉に遠慮のない美人。写真部所属。真城さん、来城くんと同科。真城さんは同ゼミの後輩で来城くんとは幼馴染み。仲良くなるとつい世話を焼き、甘じょっぱい先輩と思われているが本人は知らない。無駄が嫌いで効率主義。初恋を拗らせている感が否めない乙女。

10月

来城（らいじょう）くん。

来城（らいじょう）優介（ゆうすけ）。

共同獣医学部四年生。一年浪人した。臼井くんから『熊公』と呼ばれるくらいには体が大きい。文芸部所属。真城さんと呂村さんとは同科。呂村さんと幼馴染み。手掛ける作品はほんわかとした見た目に反してゴリゴリのSF。人に使われるのも苦じゃない人畜無害男。

11月

臼井（うすい）くん。

昨年まで教育学部四年生。期限間近の留年生で四年生は五回経験。無精髭とぼさぼさの髪にニヒルな顔を貼り付けている。文芸部所属。卒業後は塾講師の正社員として働く。珈琲に並々ならぬこだわりを見せる。人間観察が通常業務の職人気質。

12月

石崎（いしざき）さん

石崎（いしざき）菜穂子（なほこ）。

経済学部三年生。ふわふわの髪にきょとんとした瞳を持つ。肉まんを食べながらココアを求め、ミルクティーに砂糖を追加する極甘党。普段は銭湯の受付、年末年始は巫女の助職として暇を見せない。彼女独自の感性で会話するのでマスコット扱いされるわたあめ女子。

１月

北林（きたばやし）さん

北林（きたばやし）悠里（ゆり）。

経済学部三年生。準備のいい娘。美術部所属。バイト仲間の柴田くんと付き合っている。石崎さんとは同学部で友人関係で同じく極甘党。柴田くんの言葉がきっかけで『……ばかなの？』が口癖。何だかんだで名前を呼ぶ仲には進展している様子。花粉症持ちの引きこもり女子。

２月

柴田（しばた）くん

理学部三年生。表情とぼしい無言男子。弓道部所属。90％無言だが、話せないわけではない。バイト仲間の北林さんと付き合っている。院に進もうか、就職しようか悩み中。まれに失言で切りつける無自覚侍。

３月

谷隅（たにすみ）くん

教育学部三年生。ゲーム好きのわちゃわちゃ男子。弓道部所属。袴で自転車を乗りこなす猛者。騒がしい雰囲気に反して、意外とストイック。ツッコミ気質だけど、きっとボケもこなす。少々のことでは砕けない鋼メンタル。

　今年度もたくさんありがとうございました。よろしければ、来年も仲良くしてくださるとうれしいです。

　各年度のお話はこちら。ぜひお立ち寄りください。

2020年度版

https://kakuyomu.jp/works/1177354054895847907

2022年度版

https://kakuyomu.jp/works/16816927862101528347

2023年度版

https://kakuyomu.jp/works/16817330655238262578