あとがき
付け足した物語は蛇足である。
だが、ある種の答えにはなっているだろうか?
筆致企画でありながら、今回私は他の方の作品をほとんど読んでいない。
申し訳なさを覚えるが、実は色々と行き詰っている為、何らかの打開策を求めて今回は参加したと言うのが本音である。
正直に言えば、最近は平坦な文章ばかりを書いており、筆致企画に参加するなどおこがましいとすら思っていた。
だが、自分の中の閉塞感を打破したいと足掻いて書いた結果は、自己満足感の強い一作になった。
色々と荒いシナリオではあるが、それでも闇を感じ取ってくれた方がいたので救われた。
本当にありがたい。
ちなみに、蛇足の方で書いてあるカルトは実在したはずである。
今もあるのかまでは調べていないが十年以上前にはヴェガスに在ったとされるカルトである。
日本の猿信仰とクトゥルフを混ぜ合わせた教義だとか言うが、全く想像できない。
世界は広いとつくづく思う。
初夏色ブルーノート キロール @kiloul
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