物語に仕掛けられた巧妙な仕掛け

と、私は思い込んでいる(笑
登場人物である明子が喫茶店へ行く。
これは筆致企画のプロットそのままである。
あなたは、明子の視点で物語を追っていく事になるだろう。
そこに広がる鮮やかな描写と筆致。
そこであなたは気づくはず。
自分が明子と同じ気分になっていることを。
話を進行させながらこんな風に登場人物とシンクロさせる物語があったのか、と驚きを禁じ得ない(笑
キャッチコピーは明子の思いであり、そして読者の思いへと変わる。
作者様が意図して書いたのかどうかはわからないが、ブルーノートの解釈も素敵だなと思いました。
じっくり読むほど面白い。そんな作品です!

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