苦みもまた美味しいと感じられるようになったなら

 立ち寄ったカフェで流れだした懐かしい曲。思いだすのはかつての恋人――という、共通プロットで書く筆致企画の参加作です。

 大人の苦みと青春の痛み。そして、恋の行方。
 ことごとくツボを押さえてくるこちらは、読後もやさしく清々しい、正統派の王道ストーリーです。
 シェケラート(イタリア版のアイスコーヒー)をお供にぜひどうぞ。

その他のおすすめレビュー

野森ちえこさんの他のおすすめレビュー2,007