お姉ちゃんパワー!

お姉ちゃーーッんんん!!!

……失礼しました。
 キャラクターネームや造語の使い方が絶妙に厨二を解釈されており「そうそう、こうだよなぁ」と納得した私です。展開も超展開、徐々に明るみになる「私だけが知らない世界」という感じで正に王道をゆく現代ファンタジー。
 その昔、古代精霊言語が主流だった頃、つまり私がまだ幼い頃に好きだった『甲竜伝説ヴィルガスト』というガシャポンを発端としたメディアミクス作品がありまして(急になんの話?)所謂異世界転生ストーリーの先駆け(だと私は思っている)なんですが、現代人と異世界人の共闘がある。今作もそんな設定が起用されていて「熱い!ス!キ!」ってなっちゃいました。
 そしてお姉ちゃん。タイトルが示すように、敢えて言い変えるなら「剣か魔法かお姉ちゃん」というパワーバランスだけあって無双が爽快でした。自分もこういうカッコ良さを持つ作品が書いてみたい。

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