生と、なにか。粘着性のある物語。

評者はゾンビ物に疎いです。それでも、レビューをお読みの皆様に、珍しいゾンビ物だとお勧めします。

目が覚めたら、周囲はゾンビに包囲されていました。果たして生き残れるのか。自分の生命が懸かっています。

しかし、そんなときにも。隣に異性がいれば気になるものです。

本来、人間の生殖は、自身の安全を確保しなければ完遂できないもの。自身が生命の危険にさらされているときに考えることではありません。それでもスケベ心は起きるのです。

ゾンビと、それは、どちらもねっとりしてますし。

生と、なにか。理屈ではなく類似する二つを混ぜ合わせて同時に味わえる物語です。

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