果たして、そこに愛はあったのか……?

余命幾許もない男と、その世話をするアンドロイド。
男はアンドロイドを愛し憎むようになる。

さて。
このアンドロイドの心に、『愛』はあったのか……?
思わず、何度も読み返してしまいました。

きっと、読む人によって、結論は違うでしょう。
けれど、私はそこに『愛』があったのだと信じたい。

つるよしの先生の、人の愛と憎の描写力の強さが、これでもか!と凝縮された一作です。