まず、最初の2行が圧巻。「なんやかんや」という言葉の持つ意味、というかニュアンスを最大限に活かして、私たちの想像力に語りかけてくる。それなのに、おそらくすべての読者が似たような「なんやかんや」を想像したことだろう。そして「なんやかんや」あって、宇宙船はある意味想像通りの結末を迎える。「なんやかんや」がもたらす想像性が、いかんなく発揮された良作。これは良い。全人類におすすめ!!!!