これぞ《幻想純文学》と呼ぶにふさわしい傑作。

たった1500文字足らずの言葉のはずなのに、読者は遥か遠い異世界に連れ去られてしまう。
的確な二人称の描写、選ばれた単語の緻密さ、紡ぎ出された世界の奥深さ、散文詩のような文章の流れ……。
読み返す度に、想像を刺激され、語り出したくなる強い魅力を持った作品である。

その他のおすすめレビュー

青山獣炭さんの他のおすすめレビュー159