13章 その5 罪と裁き⑤への応援コメント
一番疑わしくない人が犯人。
というのは、よく聞く話ではありますが。
やはり盲点でした…すごいです。
全て回収されていますね(@_@)
でも、ミナちゃん…
その言葉は、そんな使い方をするものではないのに…と、切なくなります…
作者からの返信
うれしいお言葉、ありがとうございます(^^)ミステリなので、破綻のない、それでいて意外性のあるロジックになるようがんばりました。そして、ミナのあの言葉にも反応してもらえてうれしいです。切ないですよね、、
12章その1 天啓と陥穽①への応援コメント
まさかの、セラちゃんまで…>.<
そして、追い詰められた中で、ハルくんが何かにきづいたようですね?!
こんな異常事態で理性を欠いてしまったロンゾさんにキレることもなく、ハルくん、すごい。
ミナちゃんと本音でぶつかることができたのも、大きかったのでしょうか。
作者からの返信
自分の中の感情がいろいろ整理されて、吹っ切れたところがあるのかもしれませんね。気持ちを表に出すってやっぱり大切だなあと思いながら書いてました(^^)
11章 その3 月と合わせ鏡③への応援コメント
想像を絶する…なんて簡単な言葉では現せないくらいの経験をした2人の心が触れ合うことができたのが、とてもうれしいです。
ミナちゃん、頑張りましたね!
作者からの返信
このシーンはおそらく一番力を入れて書き直したところなので、楽しんでもらえたようでとてもうれしいです♪ もつれた感情が触れ合うシーンって大好きです(^^)
10章 その3 光明と混迷③への応援コメント
スロースさんの言葉に、イチイチ納得です。
彼の罪は気になりますが、今のスロースさんが悪い人とはとても思えない。
そして、ハルくん。
あんなに強気なハルくんが正気を失ってしまうしまうとは・・・・心配です。
作者からの返信
スロースさんの罪はいちおう設定はありつつ本編では描かれないのですが、それでも悪い人でないと感じてもらえてうれしいです(^^)
ハルくんにはつらい思いをさせてしまってます、、
9章 その2 失態と告白②への応援コメント
自分の中で辻褄が合っているものであれば、嘘にはならない。
そうですよね。
今自分は嘘を言っている。
という自覚が無い場合は、嘘じゃないですものね。
難しいですね、偽証を見破るって。
そして、まさかの・・・・
深いですね。
作者からの返信
一口に嘘っていっても、いろいろありますよね。それを通じてキャラの気持ちが描けたら、と思いながら書いてました(^^)
8章 その2 一日のおわりに②への応援コメント
とても、考えさせられますね。
信仰心は尊いものだとは思いますが、信仰こそが全て、という考えは危険。
敬虔な信者はそのことにすら気づかない事が多い。
怖いことです・・・・
作者からの返信
敬虔なひとほど囚われて暴走してしまうことが多い、というのは悲しいですよね、、
2章 その2 出会いと相性②への応援コメント
しっかりと作り上げられた世界観に引き込まれました。
ここから何かが始まりそうな予感・・・・予感ではなく間違いなく始まりそう。
じっくりと読んで、楽しませていただこうと思います!
作者からの返信
ありがとうございます♪
大部なお話なので、のんびりお付き合いいただければと。そして、少しでも楽しんでもらえることがありましたらうれしいです(^^)
エピローグへの応援コメント
私の気持ち(感想)は、ほかの読者さんが書いてくださっているので、ひとつだけ。読み終わった時に最後のページを閉じて「面白かったなあ」と呟ける、ほうっと息をついて余韻に浸ることのできる━━そんな作品だったと思います。
私にとって読書は大事な娯楽のひとつなので、これは本当に大切なことです。面白い作品を読ませてくださって、ありがとうございました。
途中から、映画とかドラマとか、映像てみてみたいなあと思うことしきりでした。
マイナーな単語辞典も楽しみに読ませていただいてます。
この作品では偽証を扱っていますが、作者様は言葉というものに敏感に、あるいは強く反応する素晴らしいアンテナをお持ちなのかなと感じました。
作者からの返信
美鶏さん
最後まで読んでいただきありがとうございました!とてもうれしいコメントまでいただき、恐縮しきりです。読後の余韻に浸ってもらえるなんて作者冥利につきます。本当にありがとうございます。
マイナー単語も毎回お読みいただき感謝です。言葉って難しいですよね。ちょっとした言い方の違いで伝わり方が変わったり。現実ではそれで失敗することが多くて、でも、だからこういう場所ではそれを楽しめたらいいな、と思って書いています。これからも一緒に楽しんでいただけるようでしたらうれしいです。
エピローグへの応援コメント
完結おめでとうございます&お疲れ様でした!
何度お伝えしても足りませんが、私の好みにぴったり嵌る作品で、最新話に追いついてからは毎話更新が待ち遠しかったです。
心の動きが丁寧でそれぞれの行動に違和感がなく、最後まで物語に入り込むことができました。
ラストのサプライズも素敵で、ミナのやってきたことが報われてよかった、と胸を撫で下ろしました。
終わってしまうのは寂しいですが、いつか続編を読める日が来るといいなーと勝手に夢想して心を慰めておきます…笑
幸せな読書体験ををありがとうございました!
作者からの返信
コメントありがとうございました!最後までうれしいお言葉、胸がいっぱいです(>_<)
それぞれのキャラの行動はトレースを繰り返しては書き直したので、そしてラストはこれしかないだろうな、と思って書いたので、そう言ってもらえて報われました(^^)/
続編かどうかは分かりませんが、次を早く描きたいなあとそわそわしています。その時は、またお目を通していただけたらうれしいです♪
それでは、最後までお付き合いいただき本当にありがとうございました!
編集済
エピローグへの応援コメント
完結、おめでとうございます。
すごくいい雰囲気の作品で、続きを追うのがとても楽しかったです。
最初は文章や雰囲気に呑まれましたが、進んでいくにつれ、ストーリーとキャラクターの葛藤が噛み合ったりして、とても味わい深い作品でした。
そして、最後にすみません。一つだけ正直な感想を書かせていただきます。
嘘をつけない人々の国という、あらすじにも組み込まれた、この作品の核ともいえる設定を都合よく回避されてしまうのは展開的に少し……という感じでした。
いえ、事件解決後の描写を見るに、作者様はその『ズル』をテーマにして書きたかったように見えますし、そこも見れば文句はないのですが、やっぱり途中で少し引っかかってしまう部分がありました。
あまり口出しするのはよくないと思うのですが、贖宥の存在は噂程度にサラッとでも、冒頭辺りに仕込まれてたりするとよかったかなと思います。
(口出しはあんまりよろしくないとは自覚しているので、気に入らなければこのコメントは消してしまって全然構わないです……!(>_<))
作者からの返信
コメントありがとうございます!反応をたくさんいただいて、楽しくやり切ることができました♪
そして、最後まで奇譚のない意見をありがとうございます♪ テーマも理解してくださった上でのアドバイス、とてもありがたいです(^O^)
その意見は当然のものだと思います。自分でつくったルールを自分で破るのかよ、という感じですよね(^^;)ミステリを謳っている以上、疑義が出ても仕方ないだろうなあと思いながら書いていました。
改善案としては、白柳さまのおっしゃる通り、冒頭に贖宥をにおわせるのがよいかもしれませんね。
例えば、第1章ミティア教国の審察官のサットンと教皇の会話のところに忍ばせる、というのが一つでしょうか。そこならば、教皇が贖宥を知っているという伏線にもなりそうです。
では、あらためまして最後までお付き合いくださりありがとうございました!
15章その1 終焉へ至る道①への応援コメント
なるほど…プロローグの四人の司教に神罰が下ったくだり、私は解決編での推理になんとか関連づけられないものかと考えて断念しましたが、ここに繋がるんですね
気になっていたところだったので綺麗に回収されてすっきりです…!
作者からの返信
コメントありがとうございます♪ すっきりしてもらえてうれしいです(^^)/
13章 その5 罪と裁き⑤への応援コメント
ミナ、生きて……
私も犯人は合っているけれど推理の内容が完全に見当違いパターンでした……。いや、ですよね……!笑
聖堂が光の漏れない(取り込まれない)造りとなっているのが、クラッドに下った神罰による天蓋の焦げ跡を隠すギミックとなっているの、なるほどでした。
それぞれの殺害までの空白期間についても、言われてみれば確かに不可解ではありましたね。説明されて納得です。
それにしても、クラッドとエリスの逢瀬に出くわしてしまったマズロー。まず最初にどんな反応をしたか気になりすぎます……笑
作者からの返信
コメントありがとうございます♪ 推理にも参加していただけて作者冥利に尽きます。
シンプルだけど見落としてしまう、そしてなおかつストーリーに絡んでくれるロジックが個人的に好物でして。その部分を楽しんでもらえたようでうれしいです(^^)/
マズローについては、最後の方でちょっとした追加描写が出てきますので、お楽しみに。
13章 その2 罪と裁き②への応援コメント
おおー、ここでまた仮定法が……!
そして、神罰の業火は灰も残さず燃やし尽くすという描写を完全に失念していました……
作者からの返信
コメントありがとうございます♪
仮定法、便利で使いまくっちゃいました笑。神罰の描写についてはこれまで感想をくださった方々もみなさん大体同じくでした。プロローグからここまで長いですしね、、(^^;)
編集済
【お知らせ】※本編ではありませんへの応援コメント
問題編、楽しく拝読させて頂きました!
まったく自信はないですが、自分なりに推理してみましたのでその内容を以下に記します。
また、私より後に推理に挑戦される方へ、(抜けもあるかもですが)推理に必要そうな登場人物やルールを自分用にメモとして纏めたものも記します。
注意書きが出てくるまでは、未挑戦の方も参考にして頂いて大丈夫かと思います。
▼登場人物
ミナ 審察官/加護持ち(鉄槌、注意散漫)
ハル 審察官
(以下容疑者)
マズロー 司教/加護持ち(巨腕、下半身が不自由)
クラッド 落火/加護持ち(魅了、隻腕)
ロンゾ 審察官
ローザ 修道女
ノラ 監督官
ウェル 料理長
(以下被害者)
エリス 修道女/第一被害者
リノ 修道女/第二被害者
セラ 修道女/第三被害者
▼神罰のルール
・ミト教徒は偽証ができない(神罰が下る)
・自覚なき偽証には神罰は下らない
・偽証の意思があっても言葉の上で真実ならば神罰は下らない
▼加護の制限
・時間、空間、存在、生死への干渉は不可。
・一度に使える回数や持続時間には限りがある。
・自身の身体能力を上げる加護は無い。
・力学を超越することはない。
▼その他特殊設定
<恒炎>
加護によって作られた炎。
物理的に消えることがない。
浄化作用がある。
一年で自然鎮火するため、その間に着けなおされる。
▼死体の状況
絞殺痕がある。
全身が燃やされている。
▼その他明示されたルール
・犯人は偽証が可能
※この点は100%アンフェアであると明示されているので、ミト教徒だから、加護持ちだからなどの理由により容疑者から除外できるものではない。加えて、質問に対する偽証の方法についても今回は考慮しないものとする。
++以下、推理内容となるため未挑戦の方はご注意ください++
全ての事件において、被害者の叫び声が聞かれることはなかった。
また、犯人はミナとハルにすら部屋の扉を開けなかったリノ相手でさえ部屋から連れ出すことのできる人物である必要がある。
クラッドには、(最初から魅了をかけていたエリスはともかく)リノやセラを部屋から連れ出すことも難しかったはず。除外。
同様の理由から、ウェルもまた三人を訪ねて警戒なく部屋から連れ出すことは難しそう。除外。
逆に、他の4人ならばなんのかのと理由をつければ無警戒とまではいかないまでも連れ出すことくらいはできそう。上記ロジックでの除外は不可。
一部ではなく全身が焼かれていたのはなぜか?
例えば、被害者のうちいずれか、あるいは全ての死は恒炎によって焼かれたものではなく、神罰によるものだったら?
(神罰ならば、一部ではなく全身が焼かれていたことにも頷ける。油を纏わせたのは神罰によるものではないと錯覚させるため?)
どうやって神罰を下したのか?
クラッドを拿捕した犯人がクラッドを脅し従え、クラッドの魅了によりまず油を身に纏わせ、その後半強制的に偽証させた。
(これで神罰が下るのか、という疑問はあるが……一旦神罰は下ることとして推理)
クラッドが見つからないのは、偽証できる犯人が匿っているから?
だが、そもそもクラッドを拿捕し従えることができるのはマズローくらいでは?
そしてさらに、マズローであれば神罰が下った後、燃えている最中に巨椀により絞殺痕をつけることも可能そうだが、その他三人には難しそう。仮に神罰前に首を絞めた場合、偽証させることが難しくなる。ロンゾ、ローザ、ノラを除外。
これらの理由から、事件の犯人はマズローと推理。
>疑問点
マズローが犯人ならば、上記のように迂遠な方法を用いずとも、正当な手順を以って神罰を下すことができたはずでは?
この場合クラッドの協力は不要となり、クラッド所在不明謎がそのままとなる。
(しかし、どちらにしても神罰を下すのはマズロー以外には難しそう)
その他気になる描写として、
数か月の間に、4人もの司教に神罰が下っている。その内の一人は説法の最中に。
というような描写がプロローグにある。
→偽証すらしていないのに神罰が下った?
→信心に揺らぎが出た状態での説法が偽証と判定された?
事件のトリックに関連していそうではあるが、これをうまく絡めた推理ができず……。
ちょっと手落ち感半端ないですが、(現実的制限時間の関係もあり)これで解決編拝読させて頂きます!!
作者からの返信
わわ、推理の投下ありがとうございます!!しかも、こんなに分かり易くまとまったメモまで添えていただいて、、感謝と喜びに五体投地です!(>_<)
推理もさすが角増さんらしい消去法で、しかも偽証ができる理由まであたりをつけてくださって。むしろコメントを拝見しているこちらが楽しい思いをさせていただきました(^^)/
解決編がお口に合えばいいのですが(^^;)楽しんでいただけることを祈っています♪
ついでに言うと、作品は解決編のあとも少しエクストラステージ的な展開が続くので、よければ最後までお付き合いいただければうれしいです。
編集済
11章 その3 月と合わせ鏡③への応援コメント
ああああああ
真反対だと思っていた二人が根底の部分では本当は誰よりも似たもの同士だったんですね……最高です……
章題の「月と合わせ鏡」、雰囲気もあり、すごく好きです
作者からの返信
ありがとうございます!
一度脱稿した後、この章、そしてこのシーンが一番書きたかった部分だったんだなあ、と気づきました。ここが個人的にはクライマックスです。それを最高と言っていただけるなんて、、感に堪えません(^O^)/
タイトルもこれしかないだろう、と思ってつけたもので、気に入っていただけてとてもうれしいです♪
11章その1 月と合わせ鏡①への応援コメント
自身の罪と罰への向き合い方、信念に揺らぎ、迷いが生まれる過程、感情の機微の描き方が緻密で違和感がなく、そっか、そうなるよね……と自然に共感できます
そしてセラさん、本当に部屋に一人?大丈夫?変なおじさんに唆されてたりしない?
作者からの返信
コメントありがとうございます!そして、共感してもらえてうれしい(^O^)/
この章はたぶん一番リテイクを繰り返した部分で、苦労が報われたなあと胸いっぱいです♪
セラさん、これがホラー映画なら、、(^^;)
9章 その2 失態と告白②への応援コメント
定番のギミックやあからさまに怪しすぎる人物も追加されて、状況はさらに複雑化…! どんどんボルテージが上がっていきますね…わくわくします。
視点や角度、認識、あるいは前提知識の違いによって、ある人物にとっての偽がある人物にとっての真である
という、ある種当然のことではありつつも推理の核にするにはかなり扱いが難しい問題を、神罰という設定によってその重要性を幾層倍にもさせつつ明確に核として機能させているのが巧みだなぁとあらためて唸らされました
作者からの返信
コメントありがとうございます♪
わくわくしてもらえてうれしいです!そして、お褒めの言葉まで、、ありがとうございます(^^)/
隠し通路はもう、ミステリのたしなみみたいなものですよね笑。
編集済
13章 その3 罪と裁き③への応援コメント
あああああ((+_+))
ミステリーあるある、犯人は合ってたけど推理の過程が壊滅的に間違ってる案件ん……。
そっか、神罰って完全に焼却するんでしたっけ。まさかプロローグまで伏線だったとは、脱帽です。(推理中一回もプロローグ確認しなかった人)
読んでたら気づけてたかなぁ……。
偽証の件はまあ作者様から事前に情報があったのでズルとは言わないことにいたしますが、というか僕自身例の発言の矛盾に気づいていなかったので何も言う資格はないのですが、一つだけ気になる点が……。
部屋に引き籠もったセラが、犯人の呼びかけで外に出るっていうのがあんまり納得できないんですよね。親しい相手の中に犯人がいるというのはその場の全員が共有していた大前提ですので、自分の命最優先モードに入った人間が今までの友好度だけで犯人に従うかな、と。心理的な領域ですので確実にこうと言えるものではないですが、やっぱりそこだけは気にかかります。
以上です、失礼いたしました。('◇')ゞ
作者からの返信
わーい、コメントありがとうございます! 脱帽なんて言っていただけて、もううれしくて全身骨くだけです(^^)/
そして、さすがの鋭いご指摘ありがとうございます♪、その部分は今回改稿するにあたって自分も弱いなと思ったところです(^^;)
なので、いちおうの補強をしたりしています。
①8章その1
>「司教、今かなり優しいんだ」
表情は変わらないが、心なしか声は弾んでいるように聞こえる。
「昨日の夜だってそう。本当なら夕食後はすぐ消灯なんだけど、調査に協力するようにって。後から考えると、やっぱり司教もエリスのこと想ってたんだなって」
「私と教義どっちが大切論争に決着がついたんじゃない?」
「そうかも」
あはは、とセラが笑う。抑揚のない、棒読みのような笑いだったが、それでもその声色はやはりどこか弾んでいるようだった。
この時、セラの声色はなぜ弾んでいたのでしょうか? 日課から解放されたから? エリスの遊びに距離を置いていた彼女がそんなことで感情を揺さぶられるでしょうか?
作者としては、「教義と私どっちが大事」という言葉はマズローへの信奉の裏返しで、そんな彼から優しくされたから声が弾んでいた、というつもりで書きました。つまり、セラはマズローが好きなんです。
(ロンゾがマズローを信奉していると言ったのも、自分の気持ちが恥ずかしくての行為、というのはさすがにうがちすぎかもですが)
②10章その1
>修道院で話を聞いた後、ミナは二人の審察官を聖堂に呼び、すべてを伝えた。
落火を捕らえるには、彼女一人ではあまりに心許ない。彼ら二人の協力が不可欠だ。そして、ロンゾにしろハルにしろ、少なくとも司教よりはローザたちの事情に理解を示してくれるはず――そう考えての行動だった。
セラは当然のごとく反対したが、重ねての説得に抵抗する気力も尽きたのだろう、泣きながら折れた。
上記のように、セラは当初は引きこもってはいません。そして文脈からすると、恐慌を来たしてる彼女の関心は「これまでのことが審察官たちに知られたら火刑にされてしまう」という一点に集中していたと見てよいでしょう。
そんなところにマズロー(大好きな彼。これまで厳しかったけど、最近は優しくしてくれている)が訪ねて来て、「あなたの罪を赦します」と言われれば、藁にもすがる思いで頼ってもおかしくないのではないでしょうか。
③その後、引きこもってしまったセラの言葉
>「セラちゃん。私だよ、ローザ。開けて」
「だめ」
は、敬愛するマズローからの言葉に従って、禊ぎの儀式へ行こうとしていたから。加えて、自分がつつがなく儀式を終えることができたらローザもその儀式をしてもらえると思って、必死だったから。
という感じです。
こういったところを小説中に織り込もうとすると冗長になるので削ったのですが、うう、分かりづらいですよね( ̄▽ ̄;)小説書くのって難しい、、
とりあえずは、この返信で疑問が少しでも解消されればうれしいです(^^)/
4章 その2 偽証と神罰②への応援コメント
現時点で明らかになった神罰の条件としては、
・実際に偽証すること
・偽証の自覚があること
加えて、
・引用元の明示なく引用した内容に偽りが含まれていること
という感じですね…!
ルールが明確になってきて、予想が捗ります。
一つ(少し意地悪かもしれない)質問なのですが、
「本人には偽証の自覚があるが、実はそれは勘違いであり実際には偽証ではない」
という場合、神罰は下るのでしょうか?
※この先言及される内容であったり、問題ある場合は消します…!
作者からの返信
コメント&質問ありがとうございます♪
たしかにそういうケースは考えられますね!そこまで考えが至っていなかった(^^;)
「勘違いであり実際には偽証ではない」ということは「発言自体は真実」であるということなので、神罰は下らないとするべきかなと思います(^^)/
考えてみると、相手を騙すために言葉を選びレトリックを尽くして「偽証にならないような」発言をするというのも、似たような構造にあるといえます。「本人に相手を騙す(偽証する)自覚はあるが、言葉の上では偽証ではない」ということなので。
こうやって鋭い質問を投げかけていただけるのは勉強になりますし、作品の質の向上にもつながるのでとてもありがたいです(^^)/これからも何でも書き込んじゃってください♪
1章その1 ミティア教国の審察官 ①への応援コメント
シンプルで理解しやすいながらも様々な方向から裏をかけそうな設定(ルール)、硬派ながらも読み疲れしない文体、そして生き生きとしたキャラクターたち……
ここまでで既に特殊設定モノ(とりわけ魔法×ミステリー)が大好物な自分にとって垂涎もので、「出会った……!」という感じです……!
続きもじっくり堪能させて頂きます!
作者からの返信
角増さま、うれしすぎるコメントありがとうございます!読み返しながら小躍りしていましたL( ;∀;)ノ
この先も楽しんでもらえたら幸甚です♪ よろしければ、最後までお付き合いのほどを(^^)
【お知らせ】※本編ではありませんへの応援コメント
とりあえず、推理を投下させていただきます。
間違ってて、なおかつ僕が思いもしない真相だったら、僕は後で(´・ω・`)ショボンします。
独り言形式で推理しましたので、ちょくちょく敬語が抜けますがご了承くださいませ。
ひとまず僕は、全員の条件はイーブンであるという考えのもとに推理を始めました。
この事件で特筆して怪しむべき行動をしていたのは修道女たちですが、その理由も後に判明しました。またその行動に関しても修道女の殺害に関するようなものではなく、あくまで実行可能性の可否という点において、全員の条件は等しく同じとします。
僕がまず考えたのは、死体を焼却した意味について。
証拠隠滅とも考えられるが、拝火教であるミト教徒であるならば、神罰の代行などの宗教的儀式である可能性もある。実際、エリスは洗脳されていたとはいえ、窃盗など罪人としての行動をしていた。
死体には扼痕があった。焼殺してから首を絞める意味はないので、扼殺→死体の焼却の順番だと思われる。死体を焼却した後でもこの流れは露見しているのだから、単純に死因を隠す以上の意図があったと思われる。
宗教的儀式という動機に断定するとしたら、やはり一番怪しいのは、信仰の鬼とまで呼ばれるマズロー。
彼は巨腕(6章その2では剛腕になってますが、巨腕でいいんですよね……?)という加護を持っているため、後述の条件にも当てはまる。
エリスとリノの殺人に関して、取り立てた資格は必要ない。夜に紛れて彼女らの首を絞めて殺害した後、死体を聖堂に運び、油をかけて焼却すればいい。
ここで用いた火はおそらく、聖堂に備わっている恒炎。まさか殺人を犯した後、灯りを持って外を移動する間抜けがいるとも思えない。この世界の文明レベルはよくわからないが、マッチやライターが気軽に使える時代ではなかったように思える。
必要性や利便性から考えても、恒炎を利用したと考える方が適切。
また、恒炎の火を用いて被害者を焼いたのなら、更に神罰の代行という要素が強まる。焼却の現場が見つからないようにするためという他に、犯人には恒炎を利用したいという考えがあったのかもしれない。
その場合、犯人には少し危険性が付きまとうことになる。まさか恒炎が触りやすい場所にあるとも思えない以上、犯人は死体を移動させて恒炎に触れさせる必要があるはず。しかし油をかけた死体をそんな風に扱っては、自分にまで燃え移る可能性がある。
しかしマズローならば、巨腕の加護を用いることによって、自らは安全圏にいながら死体を焼却することができたはず。
先ほど殺人に取り立てた資格は必要ないと言ったが、それは第三の殺人であるセラ殺害を除いての話。
精神状態を鑑みても部屋から出るはずのないセラが殺され、更に悲鳴も上げなかったという。事件後に部屋を調べた時は部屋に鍵がかかっていなかったというが、まさか鍵を開けっぱなしでセラが籠っていたとも考えづらい。つまり、セラに関してのみ、鍵の入った部屋を突破する方法が求められる。
これをできるのはもう、マズローの巨腕の加護しか考えられない。この加護がどのくらい威力を調整できるものかはわからないが、調整できるのだとしたら室内の鍵を開けるくらいのことはできるはず。部屋の中に巨腕が出現すればセラが叫んだ可能性もあるが、今回は巨腕で先にセラを殴って気絶させるなどしたのかもしれない。焼死体である以上、ある程度の傷、特に打撃痕は見逃されている可能性がある。
この推理で気になることが数点。
リノが言っていた、「はい、あの二人は嘘をついています。それに私も。みんな嘘つきなんです。本当に……ひどい嘘つき」という言葉。これは単に、質問の矛先を逸らすことで意図的に相手に誤解させるということを、嘘と表現しただけ? エリスの行動を皆が隠していたことを言っているのであれば、これは気にすることではなくなる。
マズローが審問をすり抜けたことに関して。
ハルがマズローにした質問は、
汝、エリス修道女を殺したか? 神の前に告白せよ。
汝、エリス修道女と事件当夜、聖堂で会ったか?
汝、エリス修道女の身体に油を撒いたか?
汝、エリス修道女の身体に火を点けたか?
文章にされているものではこの四つ。マズローが今回の殺人を神罰とか浄化とか考えているのなら、最初の質問にはもしかしたら引っかからないかもしれない。二つ目以降の質問は、聖堂ではなく部屋で会って殺害し、後のことは巨腕に全てやらせて、『私ではなくこの腕が悪いのです』理論で誤魔化している?
――これはがちょっと苦しい気がする。
作者はこのお知らせで犯人は偽証ができるし、それはアンフェアであると明言しているが、少なくとも加護を持っている時点でマズローがミト教徒であることだけは間違いない……はず。設定を勘違いしていなければ。
「罪を犯すのは、不信心の証なのです。そして、不信心者には罰を下し、その魂を浄化しなければならない。当然のことです」ってマズローが言っていましたが、これも上記の動機を補強する証言になっている気がする。
実際マズローは、罪人を幇助した妻を審察官へ引き渡ている。これと同じことをエリスの周りにいた修道女たちは行っている。
ただしマズローは、「私も調査に加わりたいところなのですが――犯人を見つけたら、一も二もなくその場で殺してしまいそうなので」と言っている。上記の通りマズローはミト教徒で間違いなく、僕の言った方法で審問をすり抜けたのだとしたら、普通に偽証はできないはず。
ただし、マズローがエリスを幇助した修道女全員を殺した後に、殺人を自白し自殺するつもりだった、という理由なら偽証にはならない?
……これも苦しい。
それから、セラの殺人に関する推理もやや恣意的な考え方が混じっていないとも言い難い。
……このくらいですかね。
とりあえず、僕の考えでは犯人はマズローです。
クラッドのことは、まあ……どっかで死んでるんじゃないかと思っておきます。なんなら、殺した後に巨腕で街の外に投げ捨ててしまえばなんとかなるはずですし。
クラッドもマズローに殺されているのなら、マズローがエリスの蛮行及び他修道女たちの背信行為について聞き出しているという流れも成立します。(たしかクラッドは、修道女たちが目撃していたのに気づいたようなそぶりを見せていたはず)
以上です。
僕の推理のやり方は、犯行が可能そうな人間に、犯行のシナリオを証拠に基づいて書き下ろしてあげるというアホな方法を取っていますので、割と恣意的な目線が混じります。
間違っていたら、盛大に笑い飛ばしてください。
それでは。後はもう解決編を待ちます。
作者からの返信
わーい、推理の投下ありがとうございます!しかもこんなに緻密な分析、、すごいの一言です。これだけ綿密に考えて、しかも文章にしてくださるのは作者とし感謝の言葉もありません(>_<)
ひとつだけ。犯人が偽証できるのは100%アンフェアと書いたのは、「犯人がどうやって偽証しているのかについては気にしなくていいですよ、犯人が誰だろうと偽証できる前提でオッケーです」という意味でした。なので、その理由まできっちり詰めてくださった白柳さんからすると、その部分の解決編は「おいこら待て」となるかもですが、どうぞ許してくださいまし(^^;)
それでは、楽しんでもらえることを祈っています。よろしくお願いします♪
編集済
12章その1 天啓と陥穽①への応援コメント
一瞬サラッと見逃すレベルで自然に犠牲者増やしたよこの作者……。
「ふぅん、セラ……えっ、セラ、セラ!?」って感じに見事な三度見しちゃったじゃないですか。
とりあえず、セラが声も上げずに消えたことは手がかりの一つになりそうですね。
クラッドの魅了は相手の目を『見つめる』必要があるらしいですから、要するに効果に即効性はないんですよね?
なら、クラッドが仮にセラの部屋に侵入したとしても、大声は上げられるってことになりますよね。ううん……。
あとクラッドは……こいつの行方も手がかりの一つになるんですかね。
そういえば、スロースの加護って、死んだ人間も映るんですか?仮に映るなら、妙な場所にクラッドの死体が放り込まれたりしたって可能性はなくなりそうですけど。
知り合いなら特定までできるらしいですし、井戸とか墓地でクラッドが動かなければ、流石にスロースも気づいてるはずですよね。
一週間あるようなので、頑張って考えてみます。
作者からの返信
コメントありがとうございます♪ たくさん考えてくださって、うれしさとドキドキでいっぱいです(^O^)/
セラ、三度見でしたか、、もっとがっつり文章入れた方がよかったのかな(^^;)
スロースの加護については、生者にのみ反応して、死者の探知はできません。あと、この次の【お知らせ】で書いた通り、犯人は偽証ができ、それについてはデータから導き出すことができないアンフェア100%仕様になっています。どうかお赦しを、、(^^;)
10章 その3 光明と混迷③への応援コメント
これは……入れ替わりですかねぇ。
でも、顔見知りだらけの村で入れ替われるとも思えませんし。うーん。
魅了も二人以上に使えないとなれば、周囲の全員を洗脳して誤認させる、なんて真似もできませんよね。
となると、クラッドはどこかで死んでる?
いくら焼死体とはいえ、男性と女性のものが入れ替わるなんてこともないはずですし……。死体はその辺に隠されてるって考えるのが妥当ですかね。
けどそれならそれで、誰かがクラッドを殺したことになるわけで、そうなればたぶん審問のときに引っかかってるはずで……。うぅん?(混乱)
作者からの返信
コメントありがとうございます♪
あれやこれやと推理までしていただいて、とてもうれしいです。本編でも触れるはずの推理がずらっと並んでいて、さすがだなあとドキドキしています。
今後とも何でも書き込んでくださいませ♪ 最後まで楽しんでいただけるよう、がんばります(^O^)/
9章 その2 失態と告白②への応援コメント
定番の秘密の抜け道が出たぁ!
そしてなんかよくわからない新規登場人物も出たぁ!
というか、頭の中で前置きすれば、こういう誤魔化しもありなんですね。
こうなると本格的に、証言とか全部信用しない方がいいのかな……。
作者からの返信
コメントありがとうございます♪
古式ゆかしき秘密の通路はお約束ですよね笑。
頭の中の前置きは、なかなか微妙な問題ですよね。
セラたちがセーフだったのは、ミナの質問の仕方にも起因しています。「ぼうっとしていることがあったか?」と具体的に質問していたら答えは変わっていたでしょう。審問では、言葉の多義性を排した(これも100パーセントは不可能でしょうけど)具体的な質問がハルによってなされているので、そこで得られた証言にはある程度の信頼を置いてもいいのではないかと(もちろん、その中に犯人がいたとしたら偽証しているでしょうが)。
さらに言えば、後ろ暗いところがない者は基本的に正直に答える前提で構わないと思います。なにせここはミティア教国で、たいていのミト教徒は偽りを禁じた教義を自分たちの誇りにしていますので。
いつも核心をついたコメント、本当にありがとうございます♪ あらためて考えるいい機会になってます(^O^)/
【追記】
頭の中で前置きすれば、すべてが解決するわけではありません。
例えば、殺人犯が「もし私が殺人犯でなければ」と頭の中で前置きすれば、「殺したか」という問いに「殺していない」と答えられるかというと、これはアウトです。
頭の中でいくら前置きしようと、
①言葉として発言した「殺していない」は質問に対して偽りであり、
②しかもそのことを本人は自覚しています。
なので、「殺していない」と答えるためには、言葉として「殺人犯でなければ」という言葉をつけなければなりません。書物からの引用に、引用元をつけなければならない、というのと同じルールです。
こんな感じでどうでしょうか?(^^)
1章その1 ミティア教国の審察官 ①への応援コメント
応援してます^ー^
作者からの返信
コメント、いいねをいただきありがとうございます!とてもうれしく、励みになります!(^O^)/よろしければ、これからもお付き合いいただけると幸いです♪
8章 その3 一日のおわりに③への応援コメント
この作者さんやりやがった……。
そして犯人もやりやがった……。
まあ、途中から不穏な気配は感じてましたけど。
うわぁ、なんか、ショックです……。
そろそろ全部のピースが揃いそうですね。楽しみにしています。
作者からの返信
コメント、そしていつも読んでくださりありがとうございます!
やっちゃいました(^O^)/
これからもいくつかやっちゃうと思うので、楽しんでいただけたらうれしいです♪
4章 その2 偽証と神罰②への応援コメント
はてさてこれは、犯人が言い回しで逃れたか、そもそも審問を受けてないか、そもそもミト教徒じゃない人間が紛れてたのか……。
一つ聞いておきたいんですけど、今回の話で引用がセーフとなっていますが、『俺は審問に対して推理小説の台詞を引用して答えたからセーフ』みたいなのはないですよね?
(それと、ここに自分の考えを投下しちゃっていいんでしょうか?問題があるようなら削除します)
作者からの返信
コメント、質問ありがとうございます!もちろん、なんでも投下しちゃってください♪
引用がセーフなのは「嘘をついている自覚」がない場合となります。創作や架空のもの(偽り)を引用して「罪を逃れようとする」場合は、言い訳をする場合と同様に「嘘をついている自覚」があると言えるので神罰は発動します。
でもそうなると、伝記やらノンフィクション、自分で書いた日常のメモとか偽りじゃないものからの引用という抜け道がありますね、、(^^;)
解決案としては、引用するときは必ず引用元を宣言してから引用しなければ「嘘」と見做されることにすればいいかもですね。ちょっと直してみます。
本編上は引用による罪逃れというギミックは使えないことしていたので、ご指摘のおかげで細部を詰めることができました♪ ありがとうございました”(^O^)/
3章 その2 そして事件が語られる②への応援コメント
いよいよ、殺人事件の概要が明らかに‼️
まさしく〝黒と白〟〝表裏一体〟のハルとミナが、どう事件に立ち向かい解決していくのか?
村の排他的な雰囲気が、より一層事件の闇深さを物語っていて。
今からドキドキが止まりません💓
作者からの返信
汀さーん!読んでいただいてありがとうございます!
うれしいコメントまでいただけて、こちらもドキドキが止まりません(^^)/
これから更新ペース上げようと思っているので、お付き合いのほどよろしくお願いします♪
2章 その2 出会いと相性②への応援コメント
序文に引き込まれ、文体で圧倒され、世界観で完全にノックアウトされました。
これからどのように本格ミステリとして展開してくのかはわかりませんが、楽しみに待っています。('◇')ゞ
作者からの返信
はじめまして!うれしいお言葉の数々にドキドキしっぱなしです!ありがとうございます!(>_<)実は事件が始まるのはもう少し先なのですが(汗、それまでも楽しんでいただけるようがんばりますので、最後までお付き合いいただけると幸いです♪
エピローグへの応援コメント
とても読みごたえのたる、面白いお話でした。
特に後半は、『今日はここまでにしよう』ができず、一気に読んでしまいました!
細部まで作り込まれた背景と、綿密に練られたストーリーと、引き込まれる登場人物像。
どれをとっても素晴らしいと、感じました。
…時間がないときにウッカリ手を出してはいけないお話ですね。
じっくりと読ませていただきました(^o^)
ありがとうございました!
作者からの返信
最後までお付き合いいただきありがとうございます!
後半一気に読んでしまった、というお言葉がなかでも特にうれしいです(^^)/ コメントもたくさんいただいて、作者冥利に尽きます。
続編の構想も少しずつ固まってきているので、その時はまたお付き合いいただけると幸いです。
改めまして、本当にありがとうございました!