約束を向こう岸へ

昔は六文銭を握りしめ川を渡っていたが、時代は流れ300円に。

ただ、人が人生の旅の果てにたどり着くゴールは変わらず、小さな船に乗り合う人々の様々なゴールと共に、船は川を渡る。

私がこの船に乗るとき、向こう岸で待っている人に胸を張って「旅終わったよ」と言えるだろうか?
そんな旅の終わりを想像し、今を考えさせてくれる物語でした。

最後の終わり方がとても優しくて、理想のゴールでした。

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