実際のところ、失恋話しを聞かされると、ドロドロした感覚を味わうもの。ヒロイン「私」は、涙とともに爽やかに切りえる。韻を踏んだような文体だから、詩の一種として捉えることができます。
まず断っておくと、「21回目」というお題を知ってて読むのと知らないで読むのとはまるでこの小説の印象が違うという事。知らないで読むと、これは普通の切ない短編恋愛小説だ。一目惚れに近い形で恋に落ち…続きを読む
友人と入ったカフェには、求人募集の張り紙があった。 コーヒーとケーキのセットを注文してみると、両方とも絶品だった。コーヒーには豆からこだわり、生クリームは北海道産という。そんな説明をしてくれたの…続きを読む
繊細な描写、そして言葉選び。短いながらも、彼女の純粋で真っ直ぐな恋心が伝わってきました。最高に切ない、最後のため息。21回目のため息。ご一読あれ。
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