概要
さまよい歩くカボチャのお化けは、海の向こうへ進路を取った。
冬の終わりと聞けば、誰もが青い空の下の明るい日差しと萌える緑、柔らかな花の色を思い浮かべるだろう。残念ながら見上げた空は暗く、重く、厚い雲に覆われている。
一人、北国の寂れた駅で降りた僕は、海への道を行く。片手には彼女が残していったスマホを持って。
作者・管野月子 © 2021 Tsukiko Kanno.
『KAC2021 ~カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2021~』お題「スマホ」
一人、北国の寂れた駅で降りた僕は、海への道を行く。片手には彼女が残していったスマホを持って。
作者・管野月子 © 2021 Tsukiko Kanno.
『KAC2021 ~カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2021~』お題「スマホ」
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?