概要
見えない目で探し、塞いだ口で呼びかけるもの
「満月の日は『お山さん』に入ったらいかんよ」
それは来夢の祖母の口癖だった。『お山さん』とは祖父母の家の裏山のことで、来夢はそこを自慢の秘密基地のように思っていた。
ある夕暮れ時の帰り道、針金みたいな長躯の男が立っているのを見つける。
それは来夢の祖母の口癖だった。『お山さん』とは祖父母の家の裏山のことで、来夢はそこを自慢の秘密基地のように思っていた。
ある夕暮れ時の帰り道、針金みたいな長躯の男が立っているのを見つける。
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