【KAC20211】気が付いたらおうち時間で500年経ってた

この第一作目の『気が付いたらおうち時間で500年経ってた』から、完結話まで、とにかく失速なし！

筆力の高さも面白さもとてつもないのでもはやこのような拙い表現力でレビューするのも申し訳なさがありますが、
・モブを完全にモブとして登場させ処理しきる気持ちいいまでの潔さ
・とんでもない展開やキャラをさらっと描かれるのに、それに驚く間もなく比較的とんでもなくないはずの新事実が現れ、そのタイミングのせいでさらにビックリさせられるという絶妙な手腕
・主要キャラがみんな実はとても濃い。濃いはずなんけどなぜかあっさり飲み込めてしまう(笑)

など、脳が快楽を得るギミックが色々あってアトラクションのよう。う…続きを読む

　実は原典(「俺、またなんかやっちゃいましたか？」的作品)をあんまちゃんと読んだことがないので正確な説明でなかったらすみません。が、まあこれってもう「イデア」ですよね。イデア界には完璧な「俺、またなんかやっちゃいましたか？」があり、俺たちは洞窟に映し出されたその影を見てる。今回の影はSFっぽい形をしてた。そういう影を見るのが生きてるってことだ。違うかい？　ということで、あなたも生の輝きを感じましょう。読んでください。