白い雪と、紅い椿。そして赤い……。

衝撃のプロローグから始まる本作。
凄惨な事件を引き起こした犯人の血を継ぐ主人公の支倉和夫は、造園会社を経営する五代目社長である。閑古鳥が鳴く会社に一本の電話が入り、和夫は幼少期に住んでいた椿御殿へ一人訪れることになる。そこで彼が見聞きしたものは……。

現在と過去の話が交互に語られ、物語は進んでいきます。

椿御殿へ訪れた和夫の運命はどうなってしまうのか。
過去の和夫の身には、一体なにが起こったというのか。
「呪い」とは何か。椿の下に現れる女の正体は何なのか。

謎が次々に提示され、物語にどんどんと惹き込まれていきました。
美しくも恐ろしいミステリーホラー。ホラー好きな方、ミステリー好きな方にお勧めしたい作品です!

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