分かりやすいバイブルコメンタリー

近代文学に慣れ親しんでいる私たちにとって、世界最古の書物である聖書は古臭い感じがして敬遠しがち。(クリスチャンにとっては今でも文字通りバイブルですが、それ以外の人は目を通す機会の方が稀かも)

本作は、そんな聖書に記していることがらを今風の感覚及び解説を交えて、面白おかしく紹介しています。キリスト教と言っても、実際にはたくさんの宗派がある訳ですが、その多くに配慮した作中の言い回しも魅力のひとつ。作者の性格を写しているようで好感が持てます。

執筆はまだ続いていますが、今後も安心して読めると感じます。新約、旧約、ギリシャ語、には多くの翻訳種類があり日本人にすればとても混乱しがち。(ちょっとした語句でも、ひとつ変えるだけで意味が大きく違ってしまう)
そこを読者に疑問を抱かせずに、最後まで連載してほしいものだな、と感じます。とても面白い読み物でした。みなさんもぜひ、覗いてみて下さい。

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