見えない線

しらす

見えない線

 ずっとずっと、この長い道を歩いていくんだと思っていた。

 どこまでも行っても目の前に広がる水平線と、その果てへと向かっていくひとすじの白い線。

 長い雨の後のように、小指の先ほどの深さで一面水に浸された地面は、子供の頃に見慣れた田んぼを思い出させる。けれど指で触れるとその地面はとても固く、水に浸されていても柔らかくなることはなかった。

 顔を上げれば空には雲一つない。だけど太陽はこの空を無視しているのか、いつもぼんやりとした光しか届かない。夕暮れの浅い海のような世界を、私は白い線に沿ってずっと歩いてきた。


 もっと、ずうっと幼い頃には、私の足元にはこの線が幾つも縦横無尽に走っていたのを覚えている。

 絡まったり、どこかへ繋がったり、太くなったり細くなったりしながら、毛細血管のように足元を埋め尽くしていた。他の人にはその線は見えていないらしいのに、皆は無意識にその線を辿っているようで、足元に目をやることもなく、だけど線から外れることなく歩いていくのだ。


「これはあまり見ない方がいいよ」

 遠い昔、そう言って私を止めた男の人がいた。


 あれは小学5年生の夏だったろうか。

 私は砂の舞うグラウンドで友達何人かとボールで遊んでいた。


 ボールは気まぐれで、すぐ子供を贔屓ひいきする。自分が触って欲しい子のところに長く留まって、誰かが不公平だと言い出すと思い出したように違う子を選ぶ。

 でもその時選ぶのも、やっぱり自分が触って欲しい子のところだ。触られたくない子のところには、たまにうっかり転んでいくだけ。

 私に触って欲しいボールにはまず会ったことがないから、ボール遊びに誘われても、いつも皆に混じってうろうろするばかりだった。

 ずっと小さい頃から知っていたし、それで特に不満にも思わなかった。

 私はボールには一度も触らないまま、ゆっくり友達の輪から抜け出した。


 とても暑い日だった。遊具の陰で休もうと歩いていた私は、ふと一本の線に目を留めた。

 校舎からグラウンドへ伸びてくる太い線から外れ、何に使っているのか知らない木造の古い建物へと伸びている。ひときわ細いその線は、逆にその細さのせいで目立っていた。

 なんとなく辿っていくと、その線は古い建物の裏へと回り、敷地を囲むブロック塀との隙間へ入り込む。足元の地面には人が通った跡がほとんどなくて、丈の高い草がぼうぼうに生えていた。


 その細い通路の突き当りに、一人の若い男性が立っていた。一目で分かる大人で、背がとても高い。ただ子供だった私は当然小さかったから、実際はどうだったのかは分からない。

 その人の姿を見て、咄嗟に思い浮かべたのはお医者さんだった。

 あまり梳かしてなさそうなぼさぼさの髪の毛に、細い銀のフレームの眼鏡。着古したような白衣は汚れてこそいなかったけど、ポケットの端がほつれかかっていた。

 でも保険の先生は女の先生だし、その日は運動会でも健康診断でもないから外からお医者さんが来る日でもない。


「やあ、どうしたのかな?ここは遊ぶのには危ないところだよ」

 口元で笑ってそう言いながら、先生らしき男性は鋭い視線で私を見ていた。

「あの、えっと、違います」

 遊びに来たんじゃなくて、線を追ってきただけなんだけど。そう言いたかったけれど、この線は私以外には見えないものだから、どう説明していいのか分からなかった。

 それに私には、それよりも気になって仕方ないものが見えている。

 ここまで辿ってきた白い線の先だ。


 建物の隙間を真っすぐに奥へと入ったその線は、そのまま引き返すことなく突き当りまで行くと、ブロック塀を超えて外へと向かっていた。

 普通の線ならあり得ない事だ。

 この線はいずれ誰かが辿る道だから、その人は門も裏口も使わずにいきなりここを超えていくことになる。

 だけど私が知る限り、このブロック塀の外は用水路なのだ。塀を超えたら足場もなく落ちてしまう。さほど深いわけじゃないけれど、塀の高さと用水路の深さを合わせれば、人によっては怪我では済まないはずだった。


「…ひょっとしてこれかい?」

 何もないはずのブロック塀を見つめている私の表情に気付いたのか、先生は足元から塀へと白い線をなぞって見せた。

「先生にも見えるの、この線?」

 私はブロック塀に近付いて、下から上へと線をなぞりながら訊き返した。すると先生は目を丸くして私を見た。

「そうか、これが見えてしまうんだね。それは大変だな、気を付けないと」

 言いながら先生は、私の手首を掴んで線から手を離させた。


 先生はそのまま私の手を引いて、古い建物の裏口らしい場所にある階段に座るように言った。私が素直に従うと、先生は私の前にしゃがんで話を始めた。

「君も気付いているかも知れないけど、この線は辿るべき人が辿ると消えていくんだ」

「うん、そうだと思ってた」

 先生の言う通り、白い線は人が歩いていくと消えるのだ。何重にも重なっている事が多いけれど、そういうところは線がはっきりと光を帯びていて、誰かが通ると少しだけ薄くなる。最初から一人しか通りそうにない線は、誰かが通ったそのかかとの後ろですうっと消えていく。

 それにどこまで先があるのか分からないけれど、この線は近い未来に通るところにしか無いようで、かなりの人混みでなければ地面が真っ白になるほど線でいっぱいになることがない。


 つまり私たちが来ても消えていないこの線は、私でも先生でもない誰かが通る線だということだ。それもきっと近いうちに。

「誰かは分からないけど、この線を通る人はこの塀を超えてあっちに行く。絶対にね。塀の向こうにはこの線は続いてなくて、ここで切れてるんだ」

 私が来る前に確認していたらしく、先生はそう言って塀の外を睨むように目を眇めた。


「その人は死んじゃうってこと?」

「分からない。でもこういう線は危ないんだ。これを辿れるのは見えてしまう人だけだからね」

「危ないってどうして?」

「それも僕には分からない。でも昔、君と同じようにこの線が見える人がいてね。その人は『不思議な線を見つけた』ってメールを残していなくなっちゃったんだよ」

「その人って先生の好きな人?」

「さぁ、どうかなぁ…」


 いなくなったその人を探してるんだ、と気が付いて好奇心からした質問は、苦笑してはぐらかされた。だけど、あまり面白がって辿ってはいけない線がある、という事だけは分かった。

「さ、もう休み時間も終わりだろう?」

「うん、じゃあ先生またね」

「またね」

 先生はにっこり笑って、ひらひらと手を振って見送ってくれた。

 だけど次の日、もう一度話してみたくて同じ場所へ行ったら、あの線はもうなくなっていた。先生もいなかった。


 それきり先生とは会えなかった私は、何となくあれは本当に危ないものだったんだと感じて、白い線をじっと見ないように気を付けはじめた。

 ちょっとおかしな場所に向かう線を見かけても、あの時のように追っていくことはしない。

 あの線の先には死か、それとももっと怖い何かが待っているのかも知れない。

 だけどそれを辿りさえしなければ、危ないことはきっと無いのだ。


 そうして見ないように、見ないようにしながら過ごしていくうちに、私はいつの間にか線を目で追うことがなくなってしまった。

 例えるなら天井の木目や、柄付きのカーテンのようなものだろうか。

 いつだって人が歩く道に当然のように走るその線を、いちいち目で追っていたらキリがない。天井やカーテンと違うのはその模様が少しずつ移ろうことだけど、大抵の線は地面を離れたりしなかった。

 慣れてしまえば風景の一部だ。他の人たちが見るそれとは違う模様が入っているだけで。



 小学校を無事に卒業し、中学校に上がり、高校大学と進学してそれも卒業した。

 就活のために各地を転々とする間に、何度か細い路地に入り込む白い線を見たりしたけれど、いつも時間に追われていてそれを辿るような余裕もなかった。

 いざ仕事を始めると、学生と社会人のギャップに驚く暇もなくいろんなことを覚えていく日々で、学校の勉強と違って際限がないその日々と格闘していたら、あっという間に3年が過ぎた。


 ある日の昼間だった。

 私はあまりの暑さに黒い雨傘を日傘代わりにして、昼食を買いにコンビニへ向かっていた。道路には陽炎が立っていた。じわじわと立ち上る熱い空気に、体中の水分が抜けていくような感覚があった。

 途中にはスクランブル交差点があって、大勢の人が信号待ちをしていた。


 カッコー、カッコー、カッコー

 歩行者側が青になった事を知らせる音と同時に、立ち止まっていた人たちが一斉に道路を渡り始めた。その流れの真ん中辺りにいた私は、前後からも左右からも人の動きに押されるようにして歩き出した。

 道路を斜めに横断する一群に吞み込まれた私の足は、自然と交差点の中心へ向かっていく。


 ふと何気なく視線を落とした時、交差点の真ん中にある反射板のついた道路鋲が目に入った。

 このまま真っすぐ歩くとその道路鋲を踏むことになるので、転ばないように注意しなければ、と咄嗟に思う。

 けれど足を踏み出したその時に、ちらりと違和感を覚えた。

 私の足元からその道路鋲に伸びていた白い線が、そこでぷつりと途切れていたのだ。


 あっ、と思った時には道路鋲の向こうへ足を下ろしていた。

 これはあの時先生が教えてくれた、辿ってはいけないあの線だ。そこを超えてしまうと何かが起きる。

 知っていたのに気づくのが遅れてしまった。こんな街の真ん中で、明るい太陽の下、人が大勢いる場所で、崖があるわけでも高い塀があるわけでもないのに、あの危ない線に出会うなんて予想もしていなかった。

 背筋にぞっと寒気が走り、私は思わず目を瞑った。



 それきり私は元いた街を見失った。

 目を開けると周囲には誰もいなくなっていて、信号を待っていたはずの車も全て消えていた。広い交差点の中心で、動いているのは私だけだった。

 まるで世界のどこかにある大きなスイッチが突然切れたように、人も動物もおらず、風も吹かず、川も流れない。植物はオブジェのように動かず、太陽は地の端に隠れ、いつも夕方のような薄闇の世界に変わってしまった。


 時間の流れから切り離されたように、あらゆるものが動くことも変化することもなくなった。

 街中を探し歩いても誰もいないし、風もないので物が動いたり落ちたりする音もしない。暑さも寒さも感じない気温で、服が汚れることもない。

 コンビニに入っても棚は空っぽで、水も食べ物もなかったけれど、落ち着いてみるといくら歩いても空腹にならないと気が付いた。疲れることもないので、座って休んだり眠ったりする必要もなかった。

 ただ一つ変化していくのは、交差点で途切れたと思っていた足元の白い線だけだった。


 私しかいない世界には、もはや白い線は一本しかなくなっていた。

 他に誰もいないのだから当然だけど、街中の地面を埋め尽くしていた線が消えると、急に目が見えなくなってしまったようで落ち着かない気持ちになった。

 けれど幸か不幸か、その線の性質だけは変わらなかった。

 どこまでも私の前方へ伸び、歩いた後を振り返ってみるとちゃんと消えている。

 この世界に残された唯一の変化だ。そしてどうしていいかも分からない私にとって、少なくとも向かう先を示す指針でもある。


 これを辿ればあの日の先生のように、白い線が見える誰かと出会えるかもしれない。

 先生は言っていた。この線を辿れるのは見えてしまう人だけだと。

 ならば先生の探していた人はここに来てしまったのかも知れないし、先生もその人を追って来たかもしれない。

 白い線がそういう人たちのところへ繋げてくれるかは分からないけれど、歩かなければ誰にも会えないのも確かだった。


 私はひたすらに白い線を辿りながら歩いた。

 街を抜け、山を越え、歩いても歩いても地上は続いた。

 いつか海に出ると思っていたのに、どこまで行っても海には出なかった。

 やがて建物も植物も消え、起伏のない地面を浅く真水が満たした奇妙な景色が目の前に広がった。


 白い線はその水平線の向こうへ続いていた。

 これを追っていけば、本当に誰かと出会えるのだろうか。

 私は途端に不安になった。

 白い線は確かに私がこれから向かう先を示している。だけどそれが、私の行きたいところ、或いは行くべきところへ続いているという保証があるんだろうか。


「これはあまり見ない方がいいよ」

 どこの誰とも知れない先生が言った言葉が、急に頭の中に響いた。

 私はここに来てからずっと白い線を辿ってきたけれど、線が見えている私は他の人と違って、線から外れるという選択肢も持てた筈だった。

 実際に幼い夏の日、私は自分の線ではないはずの誰かの線を辿れたのだ。あの短い時間、私の足元には確かに私の線が無くなっていた。

 気付いた時には元のように線があったから、すっかり忘れてしまっていたけれど。

 水辺で立ち止まった私は、そこに座ってしばらく呆然とした。


 ようやく立ち上がったのはそれから何時間後だったのだろう。

 ずいぶん前に捨てたスマホの時計は止まっていたから、ここではいくら立ち止まっても時間は流れていないのかも知れない。だけど長い事考え込んでいたように思う。

 結局今できることは、やはり白い線を辿る事だけだと考えた私は、浅い水の中に足を踏み入れた。


 どこまでも広く起伏もなく、浅い水に満たされたその場所では、もはや立ち止まることもできなかった。

 歩いても歩いても、白い線は地平線の果てへと変わらず続いていく。そして歩けば私の後ろで線は消えていく。

 浅い水の底、地面に見えている線は、私が一足踏み出すごとにユラユラと揺れていた。あまり波を立てると線が見えにくくなるので、私は一歩一歩慎重に歩いて行った。

 水の中を歩くとものすごく消耗する、と昔誰かに聞いたことがあるけれど、疲れを知らない私の体は全く平気だった。




 どれくらい歩いたのかは分からない。

 一時間なのか、一日なのか、一か月なのか、一年なのか。

 振り返ってももう岸はどこにも見えない。頼りになるのは前へと続く白い線だけ。

 来た道を戻りたくても、歩いてきた線は消えてしまっている。


 だからそれに気づいた時、私は小躍りしそうになった。


 目を凝らした先に唐突に陸地のようなものが見えたのだ。

 澄んだ透明な水に満たされている地平線に、黒っぽい影が差したように見えて、歩くとその影が徐々に広がっていく。

 だんだんと近付くにつれて、それは一面濃い茶色をしている、明らかに水ではない何かだと分かった。

 白い線も真っすぐにそこへと続いていた。とうとうどこかへ辿り着けるのだ。


 私は走り出した。

 走っても走っても、体はちっとも疲れないから、息が切れることもない。

 ひたすらに走って、濃い茶色の地面が目の前に来た時、私は歓喜の声を上げ、その上に思い切り跳び上がった。

 これまでずっと白い線と水に覆われた灰色の地面を見ながら歩いてきたのだ。久しぶりに見るその地面の色はとても濃い茶色をしていて、これまで見たことのあるどんな土の色とも違っていたけれど、そんなのは些細な事に思えた。

 やっと終わりのない道から解放される。それがただただ嬉しかった。


 勢いよく跳んだ私の足が茶色い地面を捉えるまでは、ほんの一瞬だったのだろうか。

 けれどその瞬間に、私の鼻はどこかで覚えのある甘い香りを嗅いだ。

 それに気づいてふと見下ろした茶色い地面は、弱い光を反射してツヤツヤと光っている。

 その瞬間にハッとした。


 再び地面に足が着いた時、濃い茶色の大地は、私の足にぐにゃりとした奇妙な感覚を伝えた。着地の衝撃でその柔らかすぎる大地はビシャリと雫を飛ばし、私のシャツに飛び散った。

 あまりの事によろけて転びそうになったけれど、すぐに足は固い地面を踏んでいた。


「なに…これ…」

 返事をしてくれる人もいないと分かっていて、ずっと黙って歩いていたのに、それでも疑問を口に出してしまう。

 茶色い大地と見えたものは、茶色い液体に覆われた地面だった。

 これまで透明な水に覆われていたのが、茶色の液体に変わっていただけで、体重を支える硬さもないのか、足はさっきまで踏んでいたのと同じ地面を踏んでいる。

 しかも地面が透けない、濃くて粘り気のある液体だ。奇妙に温かいそれをそっと指につけ、恐る恐る口をつけてみる。

 甘い香りと味に、少しの苦みが口に広がり、すぐにその正体は分かった。記憶をたどるまでもない、それは溶けたチョコレートだった。


 慌てて後ろを振り返った。当然のように私が辿ってきた白い線は消えていた。

 私の後ろには、もはやどの方向に進めば元の陸地に戻れるのかも分からない、広い広い水に浸された大地が広がっている。

 もう一度振り返ってみると、今度は一面に溶けたチョコレートの広がる大地が、地平線の果てまで広がっていた。


 そしてそのチョコレートの上には、白い線はもう見えない。

 線が見えるのはあくまでも地面だった。踏めば形を変える液体の上に線は見えず、透明な水ならその下の地面の線を見ることができたけれど、当然のように濃いチョコレートが広がっていれば見えない。

 両手足で溶けたチョコレートを掻き分けて地面を見ようとしたけれど、掻いたそばから恐ろしい速さで塞がっていって、溶けたチョコが飛び散るばかりだ。

 しかもどれだけチョコレートが飛び散っても、やはりシャツもスカートも靴も汚れることがない。


 時は進むことも戻ることもないのだ。私が踏み込んでしまったのはそういう世界だった。

 最初から気付いていたはずなのに、私は肝心なところに無視を決め込んでいた。

 白い線が見えていたから気付かなかっただけで、私はきっと進んでも戻ってもいないのだ。私が進めば何かが変化していく。何かが変われば時は進んだことになる。

 だけど時が進まないのなら、私は歩いているつもりでも一歩も動いていないのだ。


 もう戻れる道はない。目の前に広がるのは、一本の線もない、見渡す限り何もない砂漠のようなチョコレートの浅い海だ。

 おぼれるもの難しいこの浅い海では死ぬこともできないだろう。そもそも時間が止まっているのだから、私は歳を取ることも死ぬことも不可能なのだ。

 できることはただ、あてどなく歩いていくことだけ。


 私はしゃがんで足元のチョコレートを両手で一掬いし、ごくりと一息に飲み干した。

 何の栄養にもならないのかも知れないけれど、ほろ苦く甘く、どこかホッとするような香りが体中を満たしていく。

 はぁ、と息をついて、再び立ち上がると地平線を見つめた。

 そうして見果てぬチョコ砂漠に向かい、私は一歩足を踏み出した。

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