キャラ アサガオ荘編
アサガオ荘
●田中一郎(たなかいちろう)
45歳の中年サラリーマン。
妻に先立たれ、現在は娘の早霧と二人暮らしをしている。
性格は温厚で物腰は柔らかい。お人好しな所もあり、困っている人がいれば進んで手助けしている事が多いので、周りからの評判は好評。ただし、あくまで良い人止まりである為、女性にモテるというわけではない。本人も妻以外の女性に対して所帯を持つ事はないだろうと思っている。
見た目は冴えない中年サラリーマンではあるが、一年前に早霧が一郎が寝ている間に改造手術を行い、サイボーグへと変貌した。
その体は弾丸だろうが砲弾だろうが、はたまた魔法だろうが傷一つ付ける事が出来ない程い強固で、ジャンボジェット機を片手で持ち上げる腕力を持つ。背中には飛行ユニットが搭載され、音速で空を飛ぶ事が出来る。
その他にも様々な機能を早霧が定期的に取り付けてはいるが、一郎本人は娘がした事だからと言って、まったく気にしていない。その能力も日常生活で利用する機会もないので、余程の事が無い限りは使用する事はしない。
●田中早霧(たなかさぎり)
一郎の娘、小学四年生
天真爛漫な普通の子供にみえるが、その頭脳は世界で名を馳せる天才だが、マッドサイエンティストな面が強い為、自分が興味がある事には善悪の区別なく手を出そうとする。
父親を改造したのも、映画で見たサイボーグがカッコいいからという理由。他の人にも同じことをしようとしたが、一郎に止められ、代わりに自分の事はどれだけ改造しても良いと言われ、人体改造は一郎だけに留まっている。
悪の組織(仮)に技術提供を行っており、彼等が怪人として使っている着ぐるみは、彼女が作り出したパワードスーツで、その戦闘力は高い。
ダブルエンジェルの大ファンであり、彼女達から持ったサインを宝物にしている。同時に、自分の作った着ぐるみが二人と戦っている姿を見ているのが大好きなので、既に作ったパワードスーツの数は数十体になっている。
●室井今日子(むろいきょうこ)
元魔法少女、27歳のOL。
職場では仕事が出来るキャリアウーマンだが、私生活ではだらしない大酒飲み。酒が入らなければ面倒見の良い姉御の様な存在だが、酒が入れば毒舌ばかりの酷い状態に変貌する。
かつてダークサイドから世界を救った魔法少女で、その時に一緒に戦った少年と大恋愛の末に結婚、一子を授かる。だが、結婚生活は長くは続かず、離婚。親権は夫が持っているので、子供に会えるのは年に数回しかない。
田中家とは仲が良く、早霧とは実の親子に見せるほどに仲が良い。また、同じアパートの住人である犬養家とも親睦が深く、父親の犬養士郎が仕事で忙しい時は、千歳の世話をしている事が多い。その為、千歳には母親の様に思われ、本人も悪い気はしていない模様。
魔法少女としての力は未だに残っているが、その力を使う事は殆どなく、元魔法少女だったと言われる事にも嫌悪感を示す。だが、その力はこの世界においては強大で、ダークサイドと激しい戦いをしたといわれているが、実際はダークサイドを手も足も出ない圧倒的な力で蹴散らし、ダークサイドに深いトラウマを植え付け、彼女が居る事でダークサイドはこちらの世界に手を出せないでいる。
●パーフェクトビースト・キマイラ
数年前に壊滅した悪の組織、ゼクスの怪人。
ヒーローとの闘いの最終兵器として作られたが、実戦投入される前に組織は壊滅。彼が培養ラボから出た時には、戦いは終結している事を知り、途方に暮れる。
本来、怪人は生まれた時にゼクスから悪の意思を受け付けられ、残虐非道な性格になるのだが、それが受け付けられない状態で生まれた為、怪人らしからぬ温厚な性格になってしまった。
怪人として生まれたせいで、一般社会に溶け込む事が出来ず、偶然知り合ったアサガオ荘の大家に拾われ、引き籠り同然の生活を余儀なくされた。
そんな彼が大家に勧められた恋愛小説を読んだことで、感動。自分もこんな物語を作ってみたいと思い、執筆活動を開始。そして、処女作である『怪物らしからぬ恋』という小説が大ヒットし、売れっ子小説家となった。
早霧と千歳には何故か可愛いと懐かれ、今日子からは酒のみ友達として絡まれている。
戦闘能力は、最終兵器として名にふさわしい能力を持ち、もしも彼がヒーローとの最終決戦に投入されていれば、ゼクスの勝利は確定していた。だが、怪人として生まれても、怪人としての生き方は知らない為、自分が強力な力を持っている存在だとは知らず、その辺の一般市民よりも少しだけ力がある程度にしか思っていない。
●犬養養士郎(いぬかいしろう)、
町役場に勤務する子持ちであり、悪の組織(仮)の戦闘員の30歳。
男前な性格で、紳士的な外見で役場で共に働くマダム達には大変人気がある。
五歳になる娘、千歳とアサガオ荘の一室で暮らしており、妻は千歳を生んですぐに亡くなった。その為、同じく妻を亡くし、男で一つで娘を育てている一郎とは通じ合う者があり、娘共々良好な関係を気づいている。
悪の組織(仮)では、戦闘員という役を与えられ、ダブルエンジェルとの戦闘では率先して向かい、速攻でやられるという毎日を送っている。また、彼の戦闘員としての仕事よりも重要視されているのは、ダブルエンジェルとの戦闘スケジュールの管理。
とある理由でダブルエンジェルの一人である榊原瑠璃も変身シーンに遭遇し、同時に自分が戦闘員服に気が居ている現場を見られ、互いの秘密を知る事になる。
それを知った悪の組織(仮)の首領は、彼女達が学生であることを知り、彼女達の学生生活を脅かさない様にしなければならないという事で、彼にダブルエンジェルとの戦闘のスケジュール管理を任せる事になった。
結果、士郎は戦闘員でありながら、正義のヒロインのマネージャーの様な立場になってしまった。だが、彼としても学生である二人の青春時代を町興しの為に台無しにしてはいけないと思い、彼女達に負担がかからない様にスケジュールを組む事になった。
ちなみに、ダブルエンジェルで士郎の正体を知っているのは、瑠璃だけ。もう一人は自分達の戦いがスケジュール管理されている事は知らない。
戦闘員として活動している士郎だが、その正体はゼクスの狼怪人デスウルフ。ヒーローとの戦闘で深手を負い、そこを亡き妻に助けられたことで恋に落ち、ゼクスを脱退する事になった。
怪人としての戦闘能力はキマイラには及ばないものの、ゼクスが作られた時からの怪人であり、戦闘経験はそのまま戦闘能力に直結している。
●犬養千歳(ちとせ)
犬養士郎の娘、五歳。
人懐っこい上に怖いもの知らずのせいか、相手が異形であっても臆する事なくじゃれつく事がある。そのおかげでキマイラとは大の仲良し。キマイラも自分を怖がらない千歳を友達として接している。
母親の事は覚えていないが、士郎から母親との思い出を聞かされているので、写真に写っている母親の事が大好きな模様。そして、自分の世話を焼いてくれる今日子の事はもう一人の母親の様に思っており、士郎に今日子は自分の母親にならないのかと聞き、困らせている。
怪人である士郎の娘である為、幼子ながら身体能力は常人を遥かに凌いでいる。だが、それは嗅覚も鋭くなっている為に嫌いなピーマンの匂いを即座に察知するせいで、士郎は千歳にどうやってピーマンを食べさせるかを常日頃悩んでいる。
●佐久間玲奈(さくまれいな)
アサガオ荘の大家にして、年齢不詳の美女。
大家という事以外は全てが謎に包まれている女性。
住民達がどういう存在なのかをすべて把握し、その上でアパートに住まわせている。
大家ではあるが、滅多な事がないとアサガオ荘に姿を見せない。
私の妄想墓場を晒したい 禁煙止メ太郎 @kinenyametaro
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