丁寧なステップアップ物語。

腕が立つ酒クズ最強主人公(アホ)が仲間に見限られて独立をするという自業自得な発端から始まる物語なんだけど、陽性で愛嬌のある主人公と、それに挑む魔王幹部達という構図が神話類系でいうところの「ドカベン 」タイプで気持ちよく読めるんですね。
どうしても十壊衆側に肩入れしたくなるし、それぞれ「パワー」「スピード」「多数」で異なる攻略を見せるし、数字を生かした分かりやすいバトルインフレも体感的に凄みを味わうことができるので親切設計。
幹部の人数(このレビューは三人目の時点で書いています)的に、そろそろ折り返しに差し掛かるのかな?クライマックスがたのしみですね。