異世界における暴力や裏社会の様子が、主人公の現代での経験を通して説得力のある形で表現されている。登場人物にはそれぞれ納得感のあるストーリーと目的が用意されており、現代のドキュメンタリードラマを見ているような感覚になる。現代で暴力といえば軍隊や兵器だが、代わりに異世界らしく魔法やドラゴンが登場するのも新鮮で面白い。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(456文字)
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