流れ星からの贈り物
- ★★★ Excellent!!!
あんまり期待しないで「ふーん。人工衛星からメールが来たんだ」って、読み始めたら、止まらなくなりました。
主人公は、OA機器や家電の心の声の聴ける便利屋さん。あちこちの企業を回って、不調の原因を聞き出して直していきます。そのうちに家電たちの口コミで広まって、彼のメールには方々の家電の要望や愚痴がメールされてきます。パソコンから、「いかがわしいサイトしか見てくれないんです。。」とかw
そのうちに、なんと人工衛星からメールが。人工衛星は7日後に流れ星となって夜空に消える運命ですが、主人公と言葉をかわすうち、少しずつ感情を持ち、感謝や愛情を持つに至ります。その人工衛星が、最後に取った意外な行動とは?
壮大な構成、そして繊細な心理描写で、読ませます。
話数は多いですが、8000字くらいですし、文章も読みやすいですから10分で読めます。掘り出し物です。
さあ、すぐに!